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出展自体がサプライズ! ファーウェイ、CES 2020で健在ぶりをアピール:週刊モバイル通信 石野純也

米国の禁輸措置下でも、独自アプリ基盤の“仲間探し”を粛々と進める

石野純也 (Junya Ishino)
2020年1月16日, 午後11:45 in HUAWEI
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米ラスベガスで開催された「CES 2020」のブース巡りをしているなか、筆者がもっとも驚いたのはファーウェイが出展していることでした。ご存知のとおり、ファーウェイは昨年、米国商務省のエンティティリストに入り、禁輸措置が続いています。当然ながら、米国市場では端末も販売していません。一方で、CESの会場では、そんなことを微塵も感じさせない体で、当たり前のようにブースを出展していました。

展示されていたのは、同社の最新スマートフォン。日本では未発売の「Mate 30 Pro」や、フォルダブルスマートフォンの「Mate X」も置かれており、来場者が熱心に端末に触れていたのが印象的でした。米国では、ファーウェイのスマホを見かける機会が日本よりもはるかに少ないため、物珍しさもあったのかもしれません。

事前の出展社リストにはあったものの、てっきり今年は出展を見送るのでは......そう考えていた筆者は、この様子を見て、拍子抜けしてしまいました。と同時に、何かもめごとが起らないかと少々ドキドキもしていたのですが、会期中に何かトラブルがあったという話も聞きません。制裁下にあっても、粛々と最新モデルを展示していたというわけです。同じように制裁を受け、翌年からは商談コーナーのみになってしまったZTEとは対照的です。

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▲最新モデルの「Mate 30 Pro」。GMS非対応で、日本での発売も見送られた
HUAWEI▲フォルダブルスマホの「Mate X」は、来場者の人気も高かった

とはいえ、これでも過去に比べると、大幅な"縮小"とは言えます。過去を振り返ってみると、Mateシリーズの初代モデルである「Ascend Mate」は2013年に、CESのプレスカンファレンスで発表されました。6.1インチで、ビジネスマン向けの大画面モデルという位置づけで、当時、グイグイと存在感を増していたGalaxy Noteに対抗する端末がMateシリーズでした。そう言えば、MateとNote、パッと見では字面も似ていますよね(笑)。

HUAWEI▲Mateシリーズの初代モデルが発表されたのは、2013年のCESだった

その後継機である「Ascend Mate2 4G」も、2014年のCESで発表されています。また、2017年には、コンシューマービジネスグループのCEO、リチャード・ユー氏が、初めてCESの基調講演に登壇しています。このころは、ファーウェイも米国市場でシェアを拡大することを狙っていました。雲行きが怪しくなったのは2018年のことで、土壇場で大手キャリアがファーウェイの端末をキャンセル。2年連続で基調講演に登壇したリチャード・ユー氏が、その事実を認めました。米国とバチバチの戦いを繰り広げている今の情勢からすると、信じられないほど、ファーウェイはCESを重視していたと言えます。

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▲2017年、18年は2年連続でリチャード・ユーが基調講演に登壇

残念ながら、そのころと状況は大きく変わってしまいましたが、何とか踏みとどまり、2020年もブースは出展していました。CESには米国だけでなく、様々な国や地域から人が集結するため、製品をアピールする場としては十分活用できます。さすがに幹部が来場するのはリスクが高すぎるため、発表会などは開催されませんでしたが、存在感はアピールできていました。米国の消費者に実力を見せつけ、ファーウェイ脅威論を緩和する狙いがあった......というのはさすがにうがち過ぎな見方かもしれませんが、物珍しそうに端末を手に取る来場者を見ると、一定の効果があったことは分かります。

また、CESのブースは、独自のアプリプラットフォーム「HMS(Huawei Mobile Service)」のエコシステムを拡大するための仲間集めの場という意味合いもあったようです。ファーウェイのブースをよくよく見ると、テープで区切られた一角にテーブルや椅子が置かれており、何やら人が集まっていました。ブースにいた説明員に話を聞いてみたところ、これはディベロッパー用のスペースとのこと。説明員は「米国にはディベロッパーの数が非常に多く、エコシステム強化のためには参加してもらうことが重要」と語りました。

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▲ブースには、ディベロッパーに向けてHMSを解説するコーナーも

確かに、米国発のアプリは非常に多く、FacebookやTwitter、Uberなどなど、国を超えて利用されているービスは枚挙にいとまがありません。米国では端末を発売できていないファーウェイですが、欧州や日本を含むアジア諸国には、HMSを搭載した端末を順次投入していく予定としています。こうした地域で発売するにあたっても、米国企業のアプリがそろっていることは欠かせない条件と言えます。市場から排除されてしまっているとはいえ、米国が重要であることに変わりはないというわけです。

HUAWEI▲展示機にもGoogle Playはなく、ファーウェイ自前のアプリストアAppGalleryが搭載されていた

一方で、ファーウェイはあくまでGMS(Google Mobile Service)の搭載を最優先にするとしています。米国の制裁が緩和されるなどして、グーグルとの取引が可能になれば、すぐにでもGMSを搭載した端末を投入していく方針です。CESには、グーグルもブースを構え、Googleアシスタントの新機能を発表したほか、Googleアシスタントを搭載した製品を出展するメーカーのブースに、つなぎを着た説明員を派遣していました。

残念ながら、ファーウェイブースにグーグルつなぎを着たスタッフはおらず、まさに今の状況を表していました。ただ、端末への注目度の高さや、グローバルでの出荷台数などを考えると、HMSさえ使いものになれば、iOSやGMS搭載Androidに次ぐ、第3勢力になれるかもしれません。どちらに転ぶかは政治次第といったところですが、2020年も引き続きファーウェイからは目が離せません。同社が本気を出すであろう2月のモバイル展示会 MWC 2020にも、注目しておきたいところです。

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関連キーワード: Android, CES, CES2020, HUAWEI, Mate30Pro, MateX, mobile, smartphone
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