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IBM、ハンチントン病の進行を予測するAI研究を発表

治療とはなりませんが、患者のケアと病状の緩和を支援

Kiyoshi Tane
2020年1月28日, 午後06:00 in Ai
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米IBMはCHID財団(ハンチントン病の進行を遅らせる薬などの開発を目的とする組織)と提携し、ハンチントン病の発症や進行を予測する人工知能モデルの研究結果を発表しました。

この技術は同社による糖尿病の早期発見や、87%の精度で1年以内での悪性乳がんの発生を予測するAI活用の延長上にあるものです。

ハンチントン病とは、日本でも難病に指定されている病気のことです(指定難病8)。大脳の中心部にある線条体と呼ばれる部位の神経細胞が失われていく進行性(徐々に病状が進行していく)の神経変性疾患であり、初めは箸を使う、字を書くなどの細かな動作が難しくなります。そして病状が進行するにつれ、運動障害や認知力の低下、情動障害(感情を抑えたり計画して実行する能力が低下していく)等の症状が現れていきます。

IBMの研究チームはMRIによる脳スキャン画像を使用してAIを訓練し、白質(脳研究の中では比較的、研究対象とされた先例が少ない)からの信号を使って、認知および運動パフォーマンスが時間経過とともにどのように変化するかを測定したとのことです。

その結果、たった1回のMRIスキャンから、複数の領域にわたる機能低下を正確に推定できることに「楽観的」だと述べられています。

現時点ではハンチントン病に治療方法はなく、30~50歳に発症しやすい(ほか全ての年代でも発症しうる)ことが多いと確認されているものの、病状の進行を予測することは困難です。その段階ごとにいくつかの症状は薬物などにより緩和できるため、患者をケアする上で「今後いかに進行するか」の見通しが重みを持ってくるわけです。

また、今後の病状の見通しが立てば、新しい薬や治療法を科学的に調べる臨床試験の候補者も選びやすくなるはず。AIに病気の治療法を開発することまで期待はできませんが、少なくとも適切な人選をして、適切なケアをする手助けにはなりそうです。



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