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2020年東京オリンピック、ピクトグラムは動き出す

アニメーションGIF文化がオリンピックに

石井徹(TORU ISHII), @ishiit_aroka
2020年2月27日, 午後07:40 in TOKYO2020
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(注:本記事はGIFアニメを多用しております。上記の画像が動いて見えない場合は、標準ブラウザーに変えてお試しください)

今夏に開催予定の東京オリンピック。目下、コロナウイルス問題で開催が危ぶまれている状況ですが、大会公式の「動くピクトグラム」が発表されました。

何かの概念をシンプルな図で表現するピクトグラムは、使う言語を問わず直感的に内容を伝えるサインとして、駅の案内などではかかせない存在です。そのピクトグラムが広く普及したきっかけが、1964年に開催された前回の東京オリンピックにあることも良く知られるところでしょう。

そんなピクトグラムに、オリンピック史上初めて「動き出す」というギミックが加わりました。

26日に発表された「東京2020動くスポーツピクトグラム」では、スポーツ競技を表現するピクトグラムを、オリンピックで33競技50種類、パラリンピックでは22競技23種類を用意。1964年東京大会を彷彿とさせるデザインのピクトグラムに、それぞれの競技らしい動きが付けられています。

動くピクトスポーツグラム
▲陸上競技
動くピクトスポーツグラム
▲セーリング

動くピクトスポーツグラム
▲近代五種
動くピクトスポーツグラム
▲車いすフェンシング(パラリンピック)

これらのピクトグラムのデザインを手がけたのは、グラフックデザイナーの廣村正彰氏。日本科学未来館や鉄道博物館などのサインデザインなどを数多く手がけるその道のプロです。NHKによるインタビューで廣村氏は「どの瞬間を切り取るべきか、そこの折り合いをつけるのが大変」だったと、デザイン上の苦労を語っています。

そのピクトグラムに「動き」を追加したのは、映像デザイナーの井口皓太氏。ピクトグラムの図の1つ1つに、それぞれのスポーツの動きをつけています。一度3Dで再現した動きを平面に落とすという処理を施したことで、平面的なピクトグラムながら、立体的で躍動感のある表現となっています。

この「動く競技ピクトグラム」の発想は、21世紀ならではのものと言えるかもしれません。スマホやパソコンを持つようになったことで、動画によるコミュニケーションはこれまでになく身近なものになりました。また、駅やスタジアムの案内表示も液晶ディスプレイに置き換えられていることから、「動くピクトグラム」の活躍の場が整いつつある状況にあります。

たくさん並んでいる様子はやや賑やかすぎる嫌いがあるものの、ひとつひとつの競技の特長を伝えられるようにデザインされた動く競技ピクトグラムは、眺めていても飽きない魅力があります。

東京2020動くスポーツピクトグラム

©The Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games


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