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ベリンガー、無料DAWを開発中。「全ミュージシャンが録音/編集/ミックス/公開できるように」

サードパーティVSTのサポートも目標

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年3月10日, 午後05:00 in AV
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音楽制作において、DAW(Digital Audio Workstation)と呼ばれるソフトウェアは最も重要なツールのひとつです。DAWは音楽の各トラックを録音編集し、様々なエフェクトを加え、ヴァーチャルな楽器を追加することもできます。

たとえばアップルは、Mac向けに純正DAWとしてLogic Proを提供しています。ほかにもスタインバーグのCubaseからAvid Pro Toolsまで様々なソフトウェアが提供されており、音楽制作者はそれぞれの用途や好み、スキルに合ったものを選んで使えます。

3月9日、電子楽器メーカーのベリンガーは、独自のDAWソフトを開発することをFacebookページで発表しました。そのソフトウェアの制作には18か月を要するとしているものの、2021年中にはリリースされる予定でしかも無料だと述べています。

DAWソフトは種類も豊富な一方で、その多くは少なくとも数百ドル(数万円)からの購入費用が必要。たとえばLogic Proは200ドル、Pro Toolsは600ドルといった具合です。

しかし予算が限られている人には60ドルのReaperや、マルチトラックかつ無料な波形編集ソフトのAudacityでなんとかしようと頑張ったことがある人もいそうです。

ミュージシャン向け情報サイトMusicRadarの見立てによれば、ベリンガーが作ろうとしている無料DAW"Music Tribe DAW"はさほど高度な機能をもたず、シンプルなものになるだろうとのこと。ベリンガーは「われわれの目標はすべてのミュージシャンが自分の音楽をレコーディングし、編集、ミックスし公開できるようにすること」だと述べています。またサンプルやサードパーティVSTプラグインへの接続、レコーディングとDJプレイ両方に対応する複数のユーザーインターフェースを備えるとしました。

ベリンガーは近年、アナログシンセの分野でRoland TR-808、Minimoog Model D、ARP Odysseyなどといった往年の名機を安価に再現するクローン製品を続々とリリースして賛否を巻き起こしました。Music Tribe DAWがそれなりに高機能で使えるソフトウェアとしてリリースされればDAWの分野で同じような状況を生み出す可能性も、ひょっとするとあるかもしれません。


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