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ARメガネのMagic Leap、土壇場の3.5億ドル調達で大規模リストラ回避。ビジネス面も「進歩あり」と報告

従業員は助かりました

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年5月23日, 午後12:45 in Wearables
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先月下旬、経営難から従業員を1000人ほど解雇すると発表していましたが、CEOのRony Abovitz氏が、5月下旬になって既存および新規投資家から計3億5000万ドルの資金調達に成功し、解雇をせずにすむようになったことを明らかにしました。WARN通知(大規模解雇を60日前までに予告する制度)から約1か月近くが経過しており、すでにいくらかの従業員が社を離れている可能性はあるものの、少なくとも今後しばらくは、従業員は人員削減におびえる必要はなさそうです。

Abovitz CEOは「ヘルスケアやエンタープライズそして防衛関係の取引で非常に良い進歩がある。これら取引が終了すれば、いずれそれを発表できるだろう」と述べています。

Macig Leapは当初、Googleやクアルコムといったネット・IT企業だけでなく、ワーナーやディズニーなどエンターテインメント、ベンチャーキャピタル、金融機関、アリババといった他分野から注目を集め、合計
26億ドルもの投資を得て開発を進めていました。Googleのスンダー・ピチャイCEOはMagic Leapの取締役にも加わっていました。

注目を集めたのが"フォトニックライトフィールドチップ", "ファイバースキャニングレーザーディスプレイ"といった独自技術でしたが、数年をかけて生み出されたMagic Leap 1が搭載するそれは、Oculusの創設者パーマー・ラッキー氏が自身のブログで既存技術の組み合わせにすぎなかったと報告していました。

Magic Leap 1は結局、それほど良い売り上げを記録することはありませんでした。そして今年3月、BloombergはMagic leapが法人向けの販売に集中しても業績が上向かないことから、最大100億ドルで身売りを検討中であると伝えていました。

土壇場での資金調達で生きながらえたMagic Leapですが、今後の将来への展望が開けないことにはジリ貧は避けられません。しかし、新しい製品や技術を用意しているとの話は聞こえていません。Abovitz CEOのいう「非常に良い進歩」が形になることがあるのかに注目したいところです。


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