Pegasus_RPG via Getty Images
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毎年1月に米国で開催されている世界規模の楽器および音楽関連機器見本市NAMMショウが、2022年度は6月に延期して開催されることが発表されました。新たな日程は2022年6月3~5日。


NAMMショウは例年、1月にカリフォルニア州アナハイムで大々的に開催しつつ、6月下旬にもテネシー州ナッシュビルで、やや小さな規模でSummer NAMMを開催していますが、2022年はWinter NAMMの時期変更のためSummer NAMMの開催はなく、両方の長所を組み合わせた一大イベントになるとのこと。

NAMMの社長兼CEOのジョー・ラモンド氏は「米国および世界中の企業にとって、新日程は、参加者の機会を最大化し、新製品発表と市場投入の両方でおそらく変革の時期になるのを加速するのに役立ちます。この開催にはビートルズの登場やMIDIが誕生した時のような、業界に大きな影響を与える—間違いなく見逃せないものになるでしょう」と述べています。

Winter NAMM延期の原因は言わずもがな、新型コロナのパンデミックが終息を見ないため。2020年から続く大流行は多くのイベント計画の変更を余儀なくし続けています。

同じ見本市イベントでは、たとえばこの8月にはニューヨーク・オートショーが中止になったばかり。またeSportsのようなイベントでも、Riot Games社が中国で行う予定だった2021年のLeague of Legends World Championshipは、渡航制限の影響を鑑みてプレイヤーが集まりやすい欧州に会場を移しています。

各国ともワクチン接種がある程度進んでいる状況ではあるものの、ワクチンは感染を防ぐのではなく感染後の症状を抑えるためのもの。地域によってはデルタ株のように感染力が高い亜種が猛威を振るっており、いまだ人が集まるイベントの開催、または参加は十分に検討すべき案件。その意味でNAMMショウの延期は正しい決断と言えるでしょう。


余談ですが、日本でもこの夏、愛知県で開催された音楽イベントでクラスターが発生するなどいまだ新型コロナ禍は続いています。緊急事態宣言にも慣れっこになってしまってさほど気にしていない人もいるかもしれないものの、特に糖尿病など基礎疾患を持つ人は重症化リスクが高いと言われており、たとえワクチン接種済みであっても可能な限り大人数が集まる場所へ行くのは避けることをおすすめします。


ちなみに、三重大では現在、鼻の粘膜に噴霧するタイムの新型コロナワクチンを開発中でです。このワクチンは感染ルートになりやすい鼻の粘膜に抗体を増やすことで感染を予防しようというもの。

同様の鼻噴霧型ワクチンは東大発ベンチャーと塩野義製薬も研究~製品化目指しているほか、英国、香港などでも開発が進められており、ワクチンも接種の負担が大きい注射以外の選択肢が生まれつつあります。


Source:NAMM