PCMarkや3DMarkといった各種ベンチマークアプリで知られるUL Benchmarksは11月25日(現地時間)、グラフィックベンチマークソフト3DMarkのメジャーアップデートを発表しました。
今回のアップデートにより、同じハードウェアを搭載する他のPCと比較し、自分のスコアがどの程度なのか簡単に比較できるようになったほか、人気ゲームを動作させたい際の平均フレームレートが推定可能になりました。
まずスコアに関してですが、表示の際に同じCPUとGPUを搭載する他の3DMarkユーザーのスコア範囲が表示され、自分のスコアと簡単に比較できるようになりました。これまではWebサイトのデータベースに遷移して表示していたので、その分手間が省けます。
そして注目の機能が後者こと、人気ゲームの平均フレームレート推定です。これまでは3DMarkのスコアからだけでは、実際にゲームをプレイした場合にどの程度快適に動作するのかを推測するのは難しく、結局はインストールしてプレイするまでわからないという状態でした。
しかし、UL Benchmarksが小売業者と協力し、あらゆるタイプのPCでテストを実施したところ、3DMarkのスコアとゲームの動作フレームレートには強い相関関係が見つかったとのこと。
このデータを利用し、3DMarkのスコアから各ゲームをプレイした場合の平均フレームレートを推測し、表示が可能となったというわけです。
現在対応しているのは、「Apex Legends」「Battlefield V」「Fortnite」「GTA V」「Red Dead Redemption 2」の5タイトルですが、ゲームリストは年に数回更新するとしています。
昨今のPCゲームでは個別にベンチマークが用意されているタイトルもありますが、3DMarkを実行するだけで動作具合が判断できるようになると、かなり便利になりそうです。
なお、3DMarkはBasicやAdvancedなど機能別に複数のエディションがありますが、今回のアップデートはすべてのエディションで利用可能になります。
source: UL Benchmarks