Apple
Nikada via Getty Images

Apple Musicのロスレス配信が6月から始まるものの、Bluetoothの伝送速度が限られているためAirPodsシリーズは全て非対応であることが明らかとなっています。AirPods Proはさておき、税込6万7980円のAirPods Maxを購入した人には残念なお知らせかもしれません。

最大40コアのAppleシリコンMac Proが開発中?から半導体不足が危険水域?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。

アップルとMS、ゲームやMR方面で対立が激化

Jobs&Gates

ここ数年のアップルとMSとは、たとえばWindows 10 Mobileサポートが終わるときにiOSに乗り換えることを推奨するなど蜜月関係にあると思われていました。しかし最近は様々な方面でライバル関係が再び蘇っているとのBloomberg報道です。

その発端は昨年11月、アップルが独自開発のM1チップ搭載Macを発表した折りに懐かしCM「Get a Mac」にてパソコンさん(Windows PCの擬人化)を再登場させたことだと述べられています。しかし8月にはアップル対Epic Games訴訟にてMSがEpicの開発者アカウント削除の差し止め要求を支持、つまり限定的にであれEpicの味方をしたことで不穏な空気は漂っていました。

MSのOfficeはiPhoneやiPadの対応を着実に改善し、2月にはついにWord、Excel、PowerPointが1つのアプリで利用可能となっています。しかしApp Store上で配布されるOffice 365はアプリ内課金、つまりアップルに手数料を支払っているわけです。

MSはEpicが立ち上げた「アプリ公平連合」がアプリストアのルール改定を呼びかけていることに賛同し、事実上アップルを批判していましたが、関係が深まるほどにあつれきも深まったのかもしれません。

次期14~16インチMacBook Pro、2022年まで発売延期される可能性

MacBook
Apple

台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesが「ミニLED搭載MacBookシリーズの発売は2022年まで延期された可能性がある」と第一報を伝えていました。具体的にどのMacBookモデルか言及はありませんが、真っ先にミニLED画面搭載が(いずれ全MacBookモデルに採用と見られているなかで)噂されているのがMacBook Proです

この記事を掲載後、DigiTimesは14インチモデルは2021年の第3四半期~第4四半期に生産を始める一方で、16インチは2022年第1四半期にずれ込むとの続報を伝えています。いずれにせよ、両モデルとも本格的な量産は年末以降であり、発売時期がいつであれ2022年までは入手が難しそうです。

次期MacBook Pro、初夏に発売か。RAMは最大64GBのうわさ

MacBook Pro

上記DigiTimes記事とほぼ同時に、Bloomberg記者でアップル内部情報に詳しいMark Gurman氏が「時期MacBook Proの発売は初夏」との噂を伝えています。日経までも量産は2021年後半に先送りと報じているため怪しくもありますが、数々の実績あるGurman氏だけに何か確かな根拠をつかんでいるのかもしれません。

さておき、この記事ではデザインが刷新されたMacBook Proの後には、新MacBook AirやローエンドMacBook Pro、新型Mac ProやハイエンドMac minitや大型のiMacが投入されるというロードマップが示されています。

次期MacBook Proの搭載チップは高性能コア8+高効率コア2で、M1の高性能コア4つ+高効率コア4よりもCPUコア数が増えながらも高性能コアに重点が置かれているとのこと。またGPUコアはM1の7~8から16または32と強化され、省電力よりもピーク性能を重視した構成と思われます。

またM1 MacのRAMが最大16GBにはヘビーユーザーから不満の声もありましたが、これが64GBまで搭載可能となり、Thunderbolt 3ポートも現行の2つより増やされるとのこと。Gurman氏は時期MacBook ProはSDカードスロットなどが復活してTouch Barが廃止されるなどを伝えていたこともありました。

さらに次期MacBook AirやローエンドMacBook ProにはM1後継チップ「Staten」が搭載され、CPUコア数は据え置きながらより高速に動き、GPUコアは9~10個に増やされると述べられています。新MacBook Airについては、iPhone 12のようにフラットエッジになる予想される新デザインも期待したいところです。

最大40コアAppleシリコン搭載Mac ProとハイエンドMac miniが開発中の噂

Mac Pro

こちらもMark Gurman記者による噂話です。それによれば次期Mac Proとしては新型MacBook Pro性能比で2倍または4倍の2モデルが用意され、16個または32個の高性能コアと4個または8個の高効率コア、つまり合計20または40コア。またGPUについては64コアと128コアの2種類があるとのことです。

Appleシリコンの演算性能には定評はあるものの、不安視されていたのがグラフィック性能でしょう。M1 Macは外付けGPU非対応であり、アップルの比較対象もあくまでインテル製CPU内蔵GPUに過ぎませんでした。将来的にはeGPUがサポートされる可能性も憶測されていましたが、自社開発の内蔵GPU性能を底上げしていく模様です。

性能も価格もワークステーション級になるであろう次期Mac Proよりも、お求めやすい価格(になるはず)の次期Mac miniに興味津々のファンも少なくないはず。こちらは次期MacBook Proと同じチップが搭載されて4つのポートも備え、現行モデルの完全上位版になると述べられています。

おりしもApple Music高音質プランを的中させたばかりのYouTuberルーク・ミアーニ氏が、M1X(仮)チップを搭載して価格は1099ドル~になるとの予想を語っています。こちらこそ多くのユーザーにとって、またMacの普及台数を増やしたいアップルにとっての本命かもしれません。

Apple Watch Series 7(仮)はフラットエッジ、新色グリーン追加のうわさ

Apple Watch
Jon Prosser

次期Apple Watch Series 7が初代から変わらなかったデザインが一新され、新色が用意されるとの噂話です。情報の出どころは、おなじみの有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Jon Prosser氏です。

新デザインは近年のiPad ProやiPhone 12のようなフラットエッジとのこと。次期MacBook Airもフラットエッジになると予想されており、アップル製品はそちらに統一されていく方針とも思われます。また新色としてはグリーンのほか「実験的な色」もテスト中と述べられており、24インチiMacのように全カテゴリーにおいてカラフルとなっていく可能性もありそうです。

ほかProsser氏は、将来的にAirPodsがソフトウェア更新でApple Musicロスレス再生に対応するとも予想しています。Bluetoothの伝送速度的にあり得ないとの指摘もあり、Prosser氏が自分で何を言ってるのか分かってないかもと危ぶむ声もありますが、必ずや何らかの根拠や隠し情報があって語っていると信じたいところです。

半導体不足が「危険水域」に突入、MacやiPadの製造にも影響する可能性

Apple
Mike Segar / reuters

世界的な半導体不足が悪化してリードタイム(発注から納品までの時間)が17週間におよんでおり、アップル製品でさえ影響を免れないかもしれないとの金融機関による観測です。

サスケハナ・ファイナンシャル・グループはチップ製造の遅延は3月の16週から4月には17週とさらに延びていると分析し、2017年から始めた観測のなかで最も長い「危険水域」だと表現しています。

ティム・クックCEOはかつて中国サプライチェーンを構築し、自らサプライヤーとの交渉にも臨む(パーツの価格を小数点以下4ケタまで交渉するほど)人物のため、これまで部品調達に困ったという話はほとんど聞こえてきませんでした。そのアップルが今後はMacやiPadが品薄になる見込みと警告したことは、どれほど事態が深刻かを象徴しているようです。