5G
▲ 楽天モバイルの基地局

テレビ局の中継用電波を5G通信に活用するダイナミック周波数共用について、総務省は2021年度内に実用化する考えを2021年7月20日の会見で明らかにしました。

具体的な内容は、テレビの無線中継装置に使われている2.3GHz帯を、現行の通信規格5Gでも利用できるようにするというもの。周波数がひっ迫する状況の中で、さらなる周波数の確保が必要とされていますが、総務省はダイナミック周波数共用により日本の5Gの普及を急ぎたい考えです。

ただ、周波数帯共用については、すでに同一の周波数を使用している事業者に影響が出ないように運用することが前提です。また、実現の検討に協力する日本放送協会(NHK)や日本民間放送連盟(民放連)が、災害時などにおいて放送に影響が及ばないようにすることを求めています。

▲ 出所:総務省の「電波利用ホームページ」

総務省は周波数帯共用の内容を「周波数再編アクションプラン」に盛り込んでいましたが、20日の大臣会見で「既存の無線システムが使用していない時間帯や場所の電波を、新しい無線システムで活用する」と改めて説明。

そのうえで、周波数帯共用についての技術基準案を7月16日に公表し、意見募集を始めたことも明らかにしました。


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Source:総務省