米国の通信大手ベライゾンと半導体大手クアルコム、スウェーデンの通信機器メーカー・エリクソンは、単一デバイスでは世界最速となる5.06Gbpsの5G通信に成功したと発表しました。

この実験は、クアルコムが2021年にスマートフォンへの商用搭載を予定する次世代5Gモデム「Snapdragon X60 5G Modem-RFシステム」と、3世代目のミリ波アンテナ「QTM535」を搭載した、スマートフォン形状の試験デバイスで行われました。

エリクソン製の5Gインフラを用いた実験室で、28GHz帯のミリ波800MHz幅と、40MHz幅のLTE(アンカーバンド)を用いました。

なお、日本ではミリ波(28GHz帯)を使った4.1Gbpsの5Gサービスがすでに開始されています。5Gは成熟すると下り最大10Gbpsに達する見通しで、今後も速度向上が続きます。

なお、今回の実験に使用したミリ波は、6GHz以下の周波数である「Sub6」や、既存の4G向け周波数に比べて広い帯域幅を確保でき、大容量通信の実現に不可欠となるものの、遠くに飛びにくく、広いエリアの構築に向きません。

そのため、ミリ波は当初はスタジアムや都心の繁華街など、超スポット的なエリア構築に用いられれます。ミリ波による5Gエリアの拡大は、都市中心部ですら長い時間を要することが想定されます。

Source:クアルコム