Activision Blizzard
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カリフォルニア州州公正雇用住宅局(DFEH)から職場環境におけるセクハラ環境の蔓延を放置しているとして提訴されたActivision Blizzardが、CEOのBobby Kotick氏が記した従業員宛ての文書を公開しました。Kotick氏は従業員に「我々が共に直面している問題、そして皆さんの懸念に対する我々の最初の対応は、率直に言って的を射ないものでした」と述べ「あらゆるものの見方と経験を認識し、何らかの形で不当な扱いを受けた人たちの気持ちを尊重することが必要です。私たちがそこに適切な共感と理解を与えられなかったことを残念に思っています」としました。

Kotick氏はActivision Blizzardが女性や弱い立場の人々が安全に、互いに敬意を払って勤務できる環境を提供するため「迅速に行動」していると主張、外部の法律事務所を迎えての社内ポリシーの改善にも着手しました。さらに人事の見直しからゲーム内容に関し従業員やプレイヤーに「不適切だ」と指摘された項目の修正にいたるまで、広範な改善を計画しています。

たとえば、火曜日にはWorld of Warcraftのチームがゲーム内における特定の表現を削除することを発表しました。特定の表現が具体的にどこを指すのかは明らかではありませんが、どうやらセクハラ訴訟に関する一連の話のなかでも際だった素行の悪さが伝えられるAlex Afrasiabi氏にちなんだアイテムやNPCなどがあり、それが対象だと予測されています。

ただ、セクハラ問題の温床になっていることがたびたび指摘される社内規則やポリシーにおける「強制仲裁」の見直しについては、Kotick氏は触れませんでした。そして従業員の報酬に関する透明性を高めることにも言及はありません。この2点は、水曜日にストライキを実行すると従業員グループが会社に対して発した声明のなかで強調されていたことです。

Activision Blizzardは、DFEHからの申し立ては「Blizzardの過去に関して歪曲や多くの虚偽の記述」が含まれるとしています。Activision Blizzardの企業行動担当取締役副社長Fran Townsend氏も、従業員宛てのメールで、訴訟は「事実と異なって古く文脈を無視した話(中には10年以上前の話)を含み、歪曲され事実でない当社の姿」を示していると主張しています

なんとなくではあるものの、今回のActivision Blizzardの文書は、従業員というよりは訴訟の方を向いて出されたもののようにも感じられなくはありません。

Source:Activision Blizzard