AI制御の信号機網導入に青信号。アリゾナ州で都市部の混雑軽減へ

救急車や歩行者の交通状況にも対応します

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年08月18日, 午後 05:30 in traffic
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3人のイスラエル人がカリフォルニアに設立した企業NoTrafficが、AIで自律的に交通信号機を管理するシステムをアリゾナ州フェニックスに設置すると発表しました。

この信号機は一般的なタイマー式の信号切り替えと異なり、AIがセンサーから得た実際の交通量情報をみて各信号機を切り替えます。混雑の発生ポイントとなるいくつかの交差点ではそれまでに比べ、自動車の通行時間が最大で40%も削減するとのこと。

センサーは自動車、バイク、バス、歩行者などの様々なオブジェクトの移動状態を検出し、システムは通常のトラフィックだけでなく、緊急車両への対応や交通信号優先システム、歩行者優先など優先信号制御システムとも連携して街全体の交通量を最大化しつつ、それぞれのニーズに応じた効率的な信号に切り替えを行います。これによって、より安全な交通を実現します。

フェニックス市における展開は、将来的に大規模な街でこのシステムを展開するためのテスト的な意味合いもあります。システムが大きくなればそれなりの投資が必要になるため、アリゾナ州マリコパ郡の新技術振興政策の一部としてまずこの技術の可用性を確認するために計画されました。

フェニックスと言えば、かつてはF1アメリカGPが開催された都市でもあり、碁盤目のように規則正しく配置された街並みが特徴です。この規則正しさもまた、AIが交差点ごとのトラフィックや走行車両の進行方向を確認して信号を制御するのに向いているかもしれません。

都市部の混雑を緩和するには道路を拡げたり迂回路を作るといった改善策をとるのが普通ですが、そこにAIを導入して無駄に停止している時間を減らし、交通フローを改善できれば、渋滞解消のための道路工事で渋滞が起こるなんてことも少なくなるかもしれません。

source:CTech
via:ZDNet

 
 
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