AI Dog Treat

お座りや伏せなど、指示に従ったらおやつをあげる、というのは犬のトレーニングではよく行われていることですが、これをAIが行うようになるかもしれません。コロラド州立大学の大学院生が、犬の姿勢を瞬時に検知し、指示に従ったらおやつを与えるシステムを開発しました。

コロラド州立大学の大学院生Jason StockとTom Caveyは、NVIDIAのJetsonエッジAIプラットフォームを利用し、犬の座っている、立っている、伏せているという3つの状態を判別できるシステムを開発しました。AIの学習には、さまざまな姿勢の犬の写真2万枚以上を利用したとのこと。

犬が正しい姿勢をとったことを検知すると、サーボモータを動作させおやつが出てくるという仕組みです。Caveyの飼い犬であるHenryによるテストでは、毎秒39フレームで推論を実施し、92%の精度で姿勢を検知できたとしています。

もちろん、この研究の肝となるのはおやつディスペンサーの開発ではなく、AIの効率的な学習や最適化の手法です。犬の行動を強化するには(躾をするには)、高速な推論が必要だったようで、RaspberryPiなどの使用も検討したもののJetsonを利用するのがもっとも理にかなっていたとのことです。

なお、この仕組みを応用した製品が登場する可能性もありますが、2人はさらに研究を進め、犬の耳の形や尻尾の状態なども検出できるようにしたいと考えています。これにより、犬の感情なども読み取れるかもしれないと期待しています。

Source: NVDIA, arXiv.org(PDF)