WHILL株式会社

慶應義塾大学病院と電動車いすを手がけるWHILLは9月1日より、WHILLの自動運転システムを用いた患者の自動搬送実験を開始します。

慶應義塾大学病院は、政府が進める「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」事業の対象に選ばれており、2018年より病院のIT・AI化を進めています。今回の実証実験は、同事業の一環として行うものです。

WHILLの自動運転システムは、自動運転・自動衝突回避機能を備えたパーソナルモビリティを用いて、人を目的地まで自動搬送するシステム。今年6月には、体の不自由な乗客を保安検査場から搭乗口まで運ぶために、羽田空港にも導入されています。

今回の実証実験では、パーソナルモビリティに覚えさせた病院内の地図情報を基に、患者を目的地まで自動搬送します。身体に障害がある場合や、疾患により長距離歩行が難しいケースでは、病院内の移動そのものが大きな負担となりますし、転倒のリスクもあります。病院側にとっても、患者の搬送に付き添うスタッフの負担がネックとなっていましたが、自動搬送によって双方の負担を減らす狙いです。

また、介護施設などにおいても自動搬送システムが重宝されるはずです。自動運転のパーソナルモビリティにバイタルサインを測定するシステムを搭載し、移動とヘルスケアを両立させるという取り組みを検討している企業もあります。自宅から病院まで自動で移動でき、その道中でヘルスチェックも済ませられる、という便利な世の中もそう遠くないかもしれません。


source:WHILL


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