AirPods
Anadolu Agency via Getty Images

Apple Musicはロスレス音質での配信を発表したものの、アップルの高級ヘッドホンAirPods MaxをはじめAirPodsシリーズでは再生できないと判明しています。それはBluetoothを経由するため技術的に避けがたいことですが、アップルがAirPodsの大規模なソフトウェアアップデートを計画しており、ロスレス音質でストリーミングできるようになるとの噂が伝えられています。

ウワサの発信源は、YouTuberであり有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)のJon Prosser氏です。Prosser氏は当たり外れが激しいことで知られていますが、最近では24インチiMacに多くのカラーバリエーションが用意されることを的中させていました

さて最新動画では、Prosser氏はアップルが「簡単なアップデートで」AirPodsをAirPlayに対応させる予定だと述べています。その方法はiPhoneなどを使ってBluetoothでAirPodsを検出し、「パーソナルWi-Fi接続」を構築してから、AirPlayでのオーディオストリーミングを可能にするとのこと。さらにはAirPodsがロスレス音質でのストリーミングが可能な初のワイヤレスヘッドホンになると事もなげに言っています。

では、なぜAirPodsの価値を大きく上げるロスレス音質への対応前に、Apple Musicのロスレス配信を発表したのか? Prosser氏いわく、アップルは現在進行中のEpic Gamesとの(独禁法違反を主な争点とした)訴訟を念頭に置いており、おそらくBeatsやAirPodsといった自社製品だけでなく、他社製ヘッドフォンでも利用できるApple Musicのさらなるアップグレードの発表も考慮しているため、とのことです。

すなわちアップルがAirTagの発売前に、「探す」ネットワークをサードパーティ製品に開放したのと同じ理由だと説明されています。これは自社製品であるAirTagを優遇して市場を独占している印象を与えないため、あえて2年も発売を遅らせて他社製品を先に発売させたとの推測を指していると思われます。

しかしAirPodsシリーズの仕様から考えて、Prosser氏の主張はかなり信ぴょう性が怪しいとも思えます。まずAirPlayは基本的にはWi-Fiを経由してストリーミングする機能であり、Apple TVからAirPodsやBeatsヘッドホンにAirPlayは可能ではあるもののBluetooth経由のため、やはりBluetoothの制約からは逃れられません。AirPodsシリーズに搭載されたW1チップやH1チップも、通信機能としてBluetoothしか内蔵していないはず。

とはいえアップルはハードウェアの仕様を全て公開しているわけではなく、もしかしたらWi-FiないしはBluetoothよりも伝送速度に優る何らかの隠し機能があるのかもしれません。もしもProsser氏が正しければ、HomePodのほかSonosのようなサードパーティでもAirPlay に対応したスピーカーでもロスレス再生ができる可能性もあります。いずれにせよ、Prosser氏がまたしても予想を外してまゆ毛を剃る羽目にならないよう祈りたいところです。

Source:Front Page Tech(YouTube)

via:iMore