AirPods Pro

アップルの完全ワイヤレスイヤホンAirPodsの売上は、当初は急成長を遂げていました。が、ここ数年サムスンやXiaomiとの競争に晒されて需要が低迷し、今年(2021年)は生産計画を25~30%削減するとの噂が報じられています。

日経新聞の英字メディアNikkei Asia記事によると、AirPodsの生産台数は2020年の1億1000万台から7500~8500万台に引き下げられる見通しとのことです。最も大きな受注削減は第3四半期の開始に向けた第2四半期のもので「(倉庫の)在庫と店頭在庫のレベルは現在高く、需要は期待ほど強くありません」との関係者の証言が伝えられています。

調査会社Counterpointのデータでは、昨年(2020年)でのAirPods出荷台数はを約7280万台であり、Bluetooth TWS(完全ワイヤレスイヤホン)市場では31%ものシェアを占めているとのことです。サプライヤーに発注した台数は約8000万~9000万であり、売れ残ったAirPodsは在庫となったことを複数の関係者が語っています。つまり業界トップは依然として変わらないものの、AirPodsの売上はアップルの期待を下回っているわけです。

この状況にテコ入れすべく、アップルは「今年発売される予定の新しいAirPodsが販売を刺激することを期待している」と日経は報じています。第2世代AirPodsやAirPods Proの後継機は有名アナリストMing-Chi Kuo氏が予想していたほか、リークされた写真も何度も公開されており、今年中に発売される見込みはかなり高そうです。

また日経は、中国の主要な電子商取引プラットフォームのひとつT-MallにてAirPods Proの小売価格が1498元で、本来の価格である1999元より25%も割引されているとも伝えています。日本でもAirPods Proがかなりの割引率で販売中ですが、TWS市場での激しい価格競争を反映しているのかもしれません。

Source:Nikkei Asia