アップル製ヘッドホン「AirPods Studio」、2020年夏~秋に発売?一部はベトナム生産で「中国離れ」か

米中摩擦を逃れるため

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年05月20日, 午後 02:50 in Apple
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アップルはBeatsブランドではないオーバーイヤーヘッドホンを準備中であり、製品名が「AirPods Studio」との噂は先日も報じられたばかりです

その未発表ヘッドホンが当初からベトナムで製造予定であり、アップルが「中国から離れて、生産拠点を多様化する」ことを目指す一環との観測が伝えられています。

有料ニュースメディアThe Informationは、アップルの生産計画につき説明を受けた人物の話として、今回の噂話を報じています。注目すべきニュースバリューの1つは、サプライチェーン情報からもAirPods Studioの信ぴょう性が補強されたことです。

もう1つは、上記のようにアップルが生産拠点を中国への一極集中から改めようとしている動きです。これまで同社の新製品は、まず(熟練工が豊富にいる)中国工場で生産され、それが過去モデルとなってから他国の工場でも生産されるのが通例となっていました。つまりThe Informaitonが述べる「アップルがすでに中国で生産されている過去モデルの生産を補完するのではなく、完全な新製品をベトナム工場で生産することは今回が初めてのこと」とは、おそらく真実だと思われます。

さらにアップルへの(サプライチェーン工場からの)出荷は6月または7月に始まるとのことです。すなわち、一般販売は夏の終わりから秋の初めにかけて始まるかもしれないということ。これはアップルのインサイダー情報に定評あるアナリストMing-Chi Kuo氏や米Bloombergも、同デバイスが2020年後半に発売と予測していたことと符合しています。

AirPods Studioの一部につき生産拠点を中国外に移すのは、「ワシントン(米政府)と北京(中国政府)間の政治的および貿易の緊張関係の中で、中国から離れて製造拠点を多様化する」アップルの取組みと伝えられています。

こうした中国離れの動きは、2019年末に米政府による対中追加関税を避けるためベトナムでのAirPods増産準備を進めているとの噂や、それに先だつ米中貿易摩擦が高まるなかで生産拠点の大規模な移転をサプライヤーに要請していたとの噂の延長にあると言えます。

一度は米中貿易交渉は第1段階の合意に達し、iPhoneやiPadなども15%もの関税をひとまず回避していました。が、その後の新型コロナウイルス感染拡大を境に政治的緊張は再燃しており、米商務省がファーウェイへの制裁強化を発表し、その報復として中国政府もアップルなど複数の米企業を「信頼できないエンティティリスト」に追加を検討しているとの噂が報じられていました

ベトナムといえば新型コロナの感染者数は約300人、死亡者数は0(5月20日現在)ということで「新型コロナ対応の優等生」と呼ぶ声もあります。そうしたベトナムが生産拠点の1つに選ばれたとすれば頷けることであり、政治的な問題はさておき、AirPods Studioのさらなる続報を待ちたいところです。

Source:The Information

Via:9to5Mac

 
 

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