AirPods Max
Apple

アップル初の(Beatsブランドではない)オーバーイヤーヘッドホンAirPods Maxは先日発売されたばかりですが、関連サプライヤーは他のAirPods製品のような売上増を期待していないとの噂が報じられています。

台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesによると、現地に拠点を置くCompec ManufacturingとUnitechはAirPods用のリジッドフレックスボード(折り曲げられるフレキシブル基板と硬い材質からなるリジッド基板を一体化した基板)を出荷しており、AirPods MaxのPCB(プリント基板)製造も担当しているとのことです。

ただし台湾のPCBサプライヤーはAirPods Maxにより売上が大きく押し上げられるとは見ていない模様です。なぜなら「オーバーイヤーヘッドホンはイヤホンに比べて価格が高いが市場規模が小さいニッチセグメントとして位置づけられると推測しているから」と伝えられています。

DigiTimesの情報筋は、2019年第3四半期でのTWS(完全ワイヤレスステレオ)イヤホンの出荷量が4500万台だったのに対して、オーバーイヤーヘッドホンは2000万台に過ぎなかったとの市場調査会社Canalysの統計を引用。つまりAirPods Maxが不人気製品というわけではなく、属しているオーバーイヤーヘッドホン市場が無印AirPodsやAirPods ProのようなTWSイヤホンほど大きくない、というわけです。

さらにDigiTimesはJBL、ソニー、Boseを含む古参のヘッドホンブランド企業は、オーバーイヤーヘッドホン市場シェアの面でも「しっかりとリーダーグループに根づいている」との情報筋の話も伝えています。米MacRumorsは、これら3社がAirPods Max(日本国内価格で約6万8000円)よりも大幅に低い価格で同じカテゴリーの製品を提供しているとも指摘しています。たとえばソニーのWH-1000XM4は、約3万8000円という具合です。

とはいえAirPods Maxは8日の発表直後にすぐに売り切れ、記事執筆時点では全色の出荷時期が12〜14週間、つまり2021年3月以降となっています。これが生産量の不足によるものか、それとも本当に人気が高く注文が殺到しているためか、今後の展開を見守りたいところです。

Source:DigiTimes

Via:MacRumors