Alexa Offline

米アマゾンは、音声アシスタント「Alexa」において、クラウドを利用せずに、デバイス上で完結する音声認識機能を追加すると発表しました。

近年はさまざまな処理にAI(人工知能)やML(機械学習)が利用されるようになりましたが、ユーザーデータをどこで処理するのかが問題となっています。もしサーバーにデータを送信し処理を行うとすれば、ユーザーのプライバシーがどこかで漏れる可能性があるのです。

今回の発表では、米国のAlexaユーザー向けに音声コマンドをすべてオフラインで処理する選択肢が近日中にも提供されるとしています。そして処理が終わった音声ファイルはオンラインに送信されることなく、自動で削除されるのです。

今回の機能はまず、アマゾンの「AZ1 Neural Edge」プロセッサを搭載したEcho(第4世代)とEcho Show 10にて利用が可能になります。また将来的には、対応デバイスが拡大される予定です。

さらに米ディズニーとの提携により、Alexaから派生した音声アシスタント「Hey, Disney」も発表されました。これはディズニーのキャラクターと一緒に会話やタイマー、リマインダーの設定、天気の確認できるというもの。同機能は2022年からAlexaスキルストアにてEchoユーザー向けに販売される予定で、またウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの客室に設置されたEchoデバイスにも導入されます。

スマートディスプレイ「Echo Showシリーズ」には動画ストリーミングサービス「Sling TV」が追加され、カメラ前の人物を認識できる「Visual ID」も導入されます。また介護向けの有料サービス「Alexa Together」が月額20ドル(約2300円)で今年後半に登場する予定です。

今回発表されたオフライン上でのAI処理は、米アップルやGoogleなどのモバイルプラットフォームにて導入が進んでいます。ユーザーのプライバシーを守るには、やはりデータをどこにも送信せずオフライン処理するのが一番確実な方法のようです。

Source:Amazon