ASSOCIATED PRESS
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1月上旬、北米のGoogle(Alphabet)従業員226人がアメリカ通信労働組合(CWA)の支援によって労働組合”Alphabet Workers Union(AWU)”を組織したことをお伝えしましたが、その後数週間でAWUは規模を700人以上にまで拡大しました。一方、アメリカだけでなく英国、ドイツ、スイスなど世界10か国以上にまたがるGoogle従業員たちは、13の労働組合から構成されるAlpha Globalと呼ばれる労組連合を形成しています。

Alpha Globalは世界2000万人以上の労働者を代表する組合連合のUnion Network International Global Unionと提携し、共同声明では「(Googleは)多くの労働者が世界を変え、より民主的になるための場だったはずだが、いまやAlphabetは言論を抑制し、労働者の組織化を取り締まることで独占力を強化している」と述べ「Alphabetは”Don't be evil(邪悪になるな)”というスローガンを無くして久しいが我々はそれを忘れず、団結してAlphabetに必要な責任を担ってもらう」と付け加えました。

そして、そのために「従業員の権利のために戦い、互いの要求と集合的な目標をサポートするための共通の戦略を構築し、他の労働組合にすべての技術労働者の運動をサポートするよう呼びかける」としています。

AWUのリーダーParul Koul氏は「Alphabetのようなグローバル企業での正義のための組織化は国境にとどまらないことを私たちは知っている。だからこそ、他の国の労働者と団結することが非常に重要になる。私たちの社会や企業はこれまで以上に影響力を増しているため、組合を通じてわれわれの力を取り戻すことが、これまで以上に重要になっている」と声明で述べました。

AWUは北米従業員で構成され、労働者同士が連帯することで会社に対する力を得ています。これによりAWUはGoogle社員および請負業者を仲間に加えることができます。しかしAWUはまだ米国の労働関係委員会に承認されていないため、Googleの経営陣を交渉の場に連れ出す強制力をまだ備えていません。Alpha Globalもまた、各国の従業員と一致団結して影響力を高めていますが、やはり経営者らを交渉のテーブルに着かせて、何らかの法的効力ある合意を結ぶ権利はありません。

Reutersは米国の法律では、従業員の過半数が組合に加入しなければ、企業は労働組合の要求に応じる義務がないと伝えています。AWUやAlpha Globalは将来的に、これら組合の労働力組織化を支援することに同意し、正式な組合として認める”中立協定”に署名するようGoogleに求めるかもしれませんが、Googleがそれに応じる可能性は高くはなさそうです。

source:UNI Global Union
via:The Verge