Project Taara
Project Taara

Googleの親会社であるAlphabet傘下のProject Taaraが、コンゴ川をはさんだ4.8Kmの区間で、ワイヤレス光通信(WOC)によるブロードバンド接続を提供していると明らかにしました。

Project Taaraは、2021年1月に終了した気球インターネットのLoonで開発された技術を応用したプロジェクト。Loonでは地上と成層圏に浮かぶ気球間をビームレーザーで通信しますが、Taaraは、それを地上の離れた2点間で行うというもの。

今回、通信を提供しているのは、コンゴ共和国の首都ブラザヴィルとコンゴ民主共和国の首都キンシャサ。2つの都市は4.8kmしか離れてはいませんが、その間はには世界でもっと深く、2番目に流れが速いコンゴ川があります。川を迂回して光ファイバーを敷設するには、400km以上も移動しなければならず、キンシャサではインターネット接続料が5倍にもなっています。

そこでTaaraは、アフリカで通信事業を展開しているLiquid Intelligent Technologiesと協力し、2つの都市をWOCで接続。接続後20日間で、700TBの通信を行ったとのことです。なお、WOCは霧や霞など天候条件などに通信の信頼性が左右されますが、この20日間の可用性は99.9%だったとしています。

Project Taara
Project Taara

この技術、霧のロンドンなど、必ずしもすべての場所で理想的な通信を提供できるわけではありませんが、光ファイバーを敷設するよりも安価に高速通信を提供する手段として、山間部や離島などでは活躍するかもしれません。

Source: Alphabet(X), Liquid Intelligent Technologies