ここ数年、PCゲーミングの人気も相まって店頭でも目にする機会が大きく増えた周辺機器の一つが、メカニカルキーを使ったキーボードです。メカニカル(タイプ)とは、キーの1個1個に機械的なスイッチを設けた、贅沢な作りの製品。

キーの耐久性が高い点や、一般的なキーボードとはひと味違った打鍵感、そして入力の確実性が高いといったメリットから、ヘビーユーザーやライター、eスポーツ選手などの間で評価の高いタイプです。

そして昨今では、普及に伴い手頃な製品も登場。約4000円と安価な製品も発売されており、お試し的購入をしてもあまり損がない状況となりつつあります。

今回は、Amazon.co.jpにて、最新製品や安価なモデル、そして高価ながら個性的な機能を備えたモデルなど、オススメの5製品を紹介します。記事内の太文字や画像をタップするとAmazonの製品サイトに移ることができます。


クセのない配列と手頃な価格。ロジクール期待の新製品『K835』

ロジクールの『K835GPR』は、6500円で販売されています。USB接続で日本語配列のテンキーレスタイプ、ナローベゼル設計(周囲の縁部が小さい)という、昨今のメカニカルタイプでは人気のデザインを採用。良い意味でのスタンダード仕様で手頃な価格の注目機です。

キースイッチの感触は通称「赤軸」と呼ばれる、軽めの仕様。「スムーズで流れるようなキーストローク」(リリースより)が魅力で、昨今では一番人気のタイプです。バリエーションとして、クリック感の強い「青軸」タイプもあり、本体カラーは本製品の「グラファイト」に加えて「オフホワイト」が用意されています。

また角度調整用の脚(チルトレッグ)は、安価な製品ながら4度と8度の2段階式。1段階だけという製品も多い中で、嬉しい仕様です。

K835GPR(Amazon)


沼の入り口? 約4000円のお手頃テンキー付き HP『GK320』

HP(ヒューレット・パッカード)の『GK320』は、4014円で販売されています。会社自体は大手PCメーカーのHPですが、取り扱いは日本HPではなく、代理店経由となるモデルです。

特徴はなんといってもその価格。テンキー付きの日本語配列、さらにフルカラーのバックライト搭載(もちろん消灯も可能です)といった本来はコスト増に繋がる仕様を搭載しながらも、気軽に試せる価格です。

キースイッチの感触は通称「青軸」と呼ばれる、軽めかつクリック感強めの仕様。入力時のカチカチ音は比較的大きいですが、それもあってリズミカルな入力がしやすいと言われるタイプ。キースイッチの耐久性も公称最大5000万回と、より高価な製品に負けない水準。またゲーム向けキーボードらしく、Windowsキーなどを無反応にするロック機能もバッチリ搭載。RGB LEDバックライトの発光パターンも数種類から選択できます。

GK320(Amazon)


eスポーツ選手にも選ばれる高性能モデル Razer 『BlackWidow Lite JP』

Razer(レイザー)の『BlackWidow Lite JP』は、1万2979円で販売されています。

同社はいわゆるゲーミングデバイス専業メーカーの老舗で、光る仕様をはじめとするスタンダードを作った存在。昨今はそのノウハウを活かし、ビジネス向け製品にも積極的です。本機はそうした「落ち着いたデザインの中にeスポーツ機器並の性能」路線のモデル。配列は日本語テンキーレス、白と銀色を基調としたくせのないカラーリングが魅力です。

特徴はキースイッチで、静かかつ確かなタッチ感が特徴の同社オリジナル「Razer オレンジ軸」を採用。耐久性も最大8000万回と、頭一つ抜けた仕様です。

さらに、打鍵音をさらに静かにしたい場合に向けたOリング(ラバーリング)も付属。キートップに装着することで調整が可能。バックライトはRGBフルカラーで、かつ明るさも個別に調整可能。設定は、同社オリジナルのクラウドベースアプリ『Razer Synapse 3』で詳細に行えます。

高価ですが、クセのないデザインと、キーボードとしての基本性能の高さが魅力です。

BlackWidow Lite JP(Amazon)


長時間でも疲れない。小型の左右分割キーボード『BAROCCO MD770 RGB』

台湾Mistel(ミステル)社の『BAROCCO(バロッコ) MD770』は、1万9040円で販売されています。特徴は市販品では珍しい、左右分割が行える製品という点です。

左右分割とは耳慣れない言葉ですが、これは写真のようにキーボードを2つに割って、独立した位置に置けるというもの。入力の際に腕を狭める必要がなく、また左右のそれぞれを入力しやすい位置に置けることから、肩や腕に負担を掛けない点が魅力です。

ユニット間の接続とPCへの接続は、いずれもUSB Type-Cケーブル。本体側にType-C端子を搭載する仕様なので、持ち運び時などはケーブルを外せます。キー配列は英語ベースでテンキーレス、スイッチは打鍵音の小さい「静音赤軸」など、基本仕様はヘビーユーザー好みの仕様。スイッチは5種類から選択できます。さらにフルカラーバックライトも搭載します。

左右独立タイプは独特の慣れが必要になるものの、長時間使った際の負担の軽さは非常に強い魅力。高価ですが、プログラマーなどから熱烈な支持を受けている理由を使って試してみては。

BAROCCO MD770(Amazon)


薄型ワイヤレスならこれ。ロジクールの最高峰『G913 TKL』

ロジクールの『G913 TKL』は、2万7500円で販売されています。同社のゲーム向け製品として最上位に位置する高価な製品ですが、それだけに注目点は非常に多い仕上がりです。

PCとの接続はUSBアダプタ(有線並の低遅延を実現する独自無線)とBluetooth、そして非公式ながらUSB(有線)と3種類から選べ、様々なPCや場所で使えます。

さらにキースイッチは現在注目される薄型・高速入力タイプで、タッチ感は「赤軸」仕様。配列は日本語+テンキーレスで、フルカラーバックライトとキーの機能などはWindowsアプリ『ロジクールG Hub』により柔軟に設定が可能など、プロゲーマーの厳しい要求にも耐える機能を備えます。

またキー底面部などの素材には、質感の高いアルミニウム合金を採用。高級オーディオ機器的なメカ感を備えた、見た目の魅力でも楽しめる製品です。

価格は高価なのですが、複数台を1つにまとめられる(自宅用とノート用などを兼用できるため)使い勝手の良さなどは、イマドキの多機能ワイヤレスモデルならではの魅力です。

G913 TKL(Amazon)

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