Jordan Stead/Amazon
Jordan Stead/Amazon

米Amazonが、ドローン配達サービスPrime Airの認可を、連邦航空局(FAA)から取得しました。これによりPrime Airは航空運送会社として、米国内における配送用ドローンのテスト飛行が可能になります。

FAAは先週土曜日に、Prime Airサービスに対し連邦航空規則Part135(FAR 135)の承認を与え、これによってAmazonはドローンの目視外飛行や、夜間飛行が可能になりました。

Prime Airは重さ5ポンド(約2.3kg)までの商品を、注文から30分以内に配送することを謳う小型ドローン配送サービスの実現を目指しています。このドローンにはオペレーターが見えないところでの飛行も可能とするため”sense and avoid(検知および回避)”技術を搭載するとしています。

もちろん、現時点では認可を取得しただけなので、すぐに米国でAmazonのドローン配送サービスが始まるわけではありません。今後はより広域にドローン配送を実現するため、いくつかの厳しい規制や技術的なハードルをクリアしていく必要があります。

それでも、Amazonのバイスプレジデント、デビッド・カーボン氏は「この認証はPrime Airにとって重要な前進で、いつか、世界中の顧客に商品を届けるドローン配送サービスの提供を目指すAmazonの、運用と安全手順に対するFAAの信頼を示すものです」と述べ、大きな期待感を示しました。

Amazonは2013年以来、ドローン配送サービスを実現すべく開発を行ってきました。2016年には英国で初の配送試験も成功させています。また米国ではすでにGoogle(Alphabet)の子会社Wingや流通企業のFedEx、UPSなどがドローン配送実現に向けたFAAの承認を受けています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、Amazonは直近の四半期利益が倍増、人員増強にも踏み切っています。ドローン配送の実現は倉庫から数km程度に住む顧客への配送の時間と手間とコストを大きく省略する可能性があります。

source:Bloomberg, CNBC