Visa
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英Amazonが、2022年1月19日から英国発行のVisaカードによる決済が利用できなくなると発表しました。ただし、Visaカードでも英国発行以外のものや、Visa以外のクレジットカードは引き続き利用可能です。

その理由はAmazonの広報担当者によると、「Visaが高額な手数料を課しているため」とのことです。


一方のVisaは、「Amazonが、将来的に消費者の選択肢を制限すると脅していることに失望している 」とコメント。「消費者の選択が制限されると、誰も勝者になれない」としつつ、2022年1月以降も英国発行のVisaカードが制限なく利用できるよう、Amazonと解決に向けて取り組んでいるとしています。

このAmazonとVisaの対立は英国に限った話ではなく、9月にはシンガポールでもVisaカードによる決済には0.5%の料金を上乗せするようになっています。また、11月からオーストラリアでも同じく0.5%の追加料金を課しています。

いずれの場合も、デフォルトの決済方法をVisaカード以外にしたユーザーには30シンガポールドル(約2500円)、20オーストラリアドル(約1600円)のギフトカードを提供しています。

いまのところ日本への影響はなさそうですが、このまま関係が悪化していけば、いずれは飛び火するのかもしれません。


なお、決済手数料絡みの話題としては、日本でも先日、PayPayが手数料を有料化したことによる影響は軽微だとの話がありました。ただこれは引き留めキャンペーンの効果も含まれそうなので、実際の影響が判明するのはもう少し先になりそうです。

クレジットカードや電子マネーのプラットフォーマーとしては、利用個所を増やしたい反面、そこから収益を得る必要もあります。対する加盟店側も、顧客への利便性を提供しつつ、費用は押さえたいところ。

プラットフォーマー、加盟店、利用者の全員が満足できる解決案は難しそうではありますが、どこかで折り合いをつけてほしいところです。


Source: Amazon.co.uk