アニメや家族向けが人気急上昇。新型コロナで動画ストリーミングの視聴傾向に変化

アニメスタジオへの発注も急増しているとのこと

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年05月16日, 午後 01:15 in animation
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新型コロナウイルス感染拡大に対応した外出制限が全世界で続くなか、Netflixを初めとした動画ストリーミングサービスが最も人気のあるエンターテイメントとなっています。

大人は在宅勤務、子供たちはオンライン授業など“巣ごもり”が長引いていることが、視聴される番組の傾向にどういった変化をもたらしているのか- -その調査結果が発表されています。

ストリーミング検索エンジンサービスのReelgoodは、1ヶ月あたり400万人以上ものユーザーの視聴傾向や行動パターンを調査したとのことです。その対象となった期間は、それぞれ1月26日~3月14日と、3月15日~5月2日までのもの。おおむね新型コロナによるロックダウンの前後を比較した格好です。

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source:Reelgood

それを元に作成されたグラフでは、アニメーションやファミリー向けが大幅に増加したことが見て取れます。これは子供が家にいる時間が長くなり、家族で過ごすことが多くなった事態から予想はされていたこと。反対に戦争やロマンスといった家族で見るには少し気が引けるものや、ホラーや犯罪ドラマなどは現実がシリアスになってる元では逆風を受けているようです。

こうして視聴者からの人気も高まっているアニメですが、米Forbesは動画ストリーミングからアニメ制作の発注が急増していることも伝えています。

「Star Wars Galaxy of Adventures」などを手がけるアニメ制作スタジオ・ティットマウスの社長いわく「クライアントはアニメーションで倍増しています」とのこと。「彼らはいつ(実写を)撮影再開できるか分からない。アニメーションであれば、時間はかかりますが、確実に完成すると分かっているんです」と語っています。

アニメ制作の現場が新型コロナの影響を受けにくいのは、トップスタジオの多くが過去10年間にワークフローの自動化技術に多額の投資をしてきたからです。イラストやアニメ作画、彩色や編集用の専用ソフトウェアと組み合わせたオンラインでのコラボレーションツールを通じて、スクリプトおよびストーリーボード段階から最終カットまで、一貫してリモート作業で完結するよう調整されてきた事情が伝えられています。

またアニメにとってもう1つ有利に働いている要素は、声優として起用できる才能が豊富に生じていること。アニメに興味がなかった、あるいはアニメ仕事をする時間がなかった多くの俳優が(新型コロナで実写が撮影できなくなったため)突然に興味を持ち始めたというわけです。

多くの実写ドラマや映画が制作の中止や延期を余儀なくされていますが、来年から再来年あたりにかけて、驚くほど豪華な声優陣に恵まれたアニメが次々と登場するのかもしれません。

source:BGR/Forbes

 
 

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