Heritage Images via Getty Images
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1969年、ニール・アームストロング飛行士とバズ・オルドリン飛行士が人類初の月面着陸を果たしたとき、アポロ11号司令船内にとどまって2人のサポート役に回った宇宙飛行士、マイケル・コリンズ氏が90歳で死去しました。コリンズ氏はしばらくがんを患い闘病していました。

遺族は本人の公式Twitterアカウントで「マイクは人生に対して常に優しさと謙虚さを持って臨んでいました。そして最後の挑戦にもまったく変わらずに立ち向かいました。私たちは彼が去ったことを非常に悲しく思います。しかし、私たちは、マイクが彼がどれほど非常に幸運な人生を生きられたと感じているかをわかっています」と述べています。

コリンズ氏は、アームストロングとオルドリンが月へ向かったあと、コリンズ氏は着陸船に問題が発生したときに備えて月軌道をひとりで周回しました。そのためコリンズ氏は「最も孤独な男」「忘れられた宇宙飛行士」などとも呼ばれています。

司令船で待機中は地上や月との位置関係で地上や着陸船との通信が途絶えることが何度もありましたが、その間、コリンズ氏は月面やその向こうにある地球の写真を撮影しました。そのなかには、おそらく誰もがどこかで目にしたことのある1枚も含まれています。

NASA NASA / Reuters
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コリンズ氏はこのミッションの翌年に飛行士を引退、国務省に務めた後、1978年にスミソニアン国立航空宇宙博物館のトップに就任しました。

NASA長官代理のスティーブ・ユルチク氏は「今日、われわれは真の先駆者で人生の探求者であったマイケル・コリンズ宇宙飛行士を失いました。コリンズ氏は、アポロ11号の司令船のパイロットとして、「歴史上最も孤独な男」とも言われましたが、同僚が初めて月面を歩く傍らで、この国の決定的な出来事の達成に貢献しました。彼はほかにもジェミニ計画や空軍のパイロットとして活躍しました」「NASA​​は、人間の可能性の限界を拡大しようとするすべての人の友人である、熟達のパイロットにして宇宙飛行士の喪失を悼みます。舞台裏か表舞台かに関わらず、彼の遺したものは常に、アメリカの宇宙への第一歩を踏み出したリーダーの一人として存在するでしょう。そして、私たちがさらなる深遠に向かって冒険するとき、彼の精神は私たちと共にあります」と声明で述べました。

なお、アポロ11号の船長だったニール・アームストロング氏は、2012年にこの世を去っています。

Source:NASA