Apple Ⅱ
RR Auctions

アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏のサイン入りグッズは、オークションでかなりの高値が付くことは珍しくありません。そんなジョブズ氏と、創業まもないアップルに投資して2代目社長をつとめたマイク・マークラ氏のサインが入ったApple IIのマニュアルが、78万7484ドル(約8650万円)で落札されました。

Apple Ⅱは1977年に発売された、アップルにとって2つ目のパーソナルコンピューターです。マニア向けの組み立てキットとして販売された先代のApple Iに対して、 Apple Ⅱは完成品のホームコンピュータとして製造されて大成功を収め、今日のアップルにとって事実上の原点とも言える存在です。

さて、今回RRオークションに出品された196ページのマニュアルは、かつてイギリスでのアップルの販売権を交渉したマイケル・ブリューワー氏の息子であるジュリアン・ブリューワー氏に宛てられたものです。そこには「ジュリアン、君たちの世代は初めてコンピュータと一緒に育ったんだ。世界を変えろ! スティーブ・ジョブズ、1980年」とジョブズが手書きしています。

ジュリアン氏いわく「寝室でApple IIを使ってゲームを書いていたら、お父さんに呼ばれてお客さんに会うことになったんだ。驚いたことに、それはスティーブ・ジョブズとマイク・マークラだった。僕はマニュアルを持っていて(そこにサインしてもらった)、後になってジョブズがサインをすることがいかに珍しいか、ましてや、こんな文字を書くことがいかに珍しいかが分かりました。彼は父と仲が良かったので、このサインは丁寧に書かれたんだと感じています」とのことです。

この逸品が落札されたRRオークションでは、以前もスティーブ・ジョブズ氏の記念品がたびたび高値で取引されてきました。「残念ながらサインはしません」と書きつつサインした手紙が47万9939ドルで、サイン入りNeXTSTEPのソフトウェアパッケージが21万235ドルで落札されたこともあります

つい先日もジョブズの手書き履歴書にオークションにかけられたばかりですが、肉筆版はNFTバージョンよりも約12倍もの高値が付いていました。故人の生きた証である直筆のサインは、世界のデジタル化が進むほどに価値が高まっていくのかもしれません。

Source:RR Auctions

via:Wccftech