Apple-beats
Andrew Matthews - PA Images via Getty Images

イタリアの競争・市場保護委員会(AGCM)は23日(現地時間)、競争法違反でアップルとAmazonにそれぞれ1億3450万ユーロ(約174億円)と6870万ユーロ(約89億円)、合わせて約2億ユーロの罰金を科したと発表しました。一部の小売業者(いわゆるマーケットプレイス)にアップル製品および同社傘下にあるBeats製品の販売を不当に制限したため、とされています。

公式声明によると、AGCMは16日、アップルおよびBeatsブランドの正規販売店によるAmazonマーケットプレイスでの販売制限に関して、アップルのグループ会社およびAmazon.comに関する調査を終了したとのことです。

その結果、2018年10月31日に締結された契約の一部条項がEU機能条約第101条に違反していると確認したと表明されています。

ここでいう第101条とは「事業者間の協定、事業者団体の決定及び協調的行為であって,加盟国間の取引に影響を与えるおそれがあり、かつ、域内市場の競争の機能を妨害・制限・歪曲する目的を有し、またはこのような結果をもたらすものを禁止する」というもの。要は大手の複数企業が連絡を取り合って、競争を制限するよう協力するカルテル行為を禁じる法律です。

さらにAGCMの声明では、調査の結果「Amazonと差別的な方法で特定された特定の対象者のみが、Amazon.it(Amazonのイタリアサイト)上で事業を行うことを認め、小売業者の数に純粋に量的な制限を導入する意図があることが判明した」とも述べられています。

アップルとAmazonは日本を含む全世界で直販契約を結んでおり、それが小規模なマーケットプレイス業者の締め出しにも繋がる恐れがあるとの報道もありました。Amazonにはそうした販売制限に注いでいる努力を、最近相次いでいるCPUの抜き取り被害(おそらく返品制度を悪用して付属のファンのみが返送され、それが別のユーザーに送られてしまう)などの防止に振り向けることが求められそうです。

Source:AGCM

via:iMore