AR Headset
The Information

大手金融グループ モルガン・スタンレーのアナリストが、アップルが開発中と噂のAR(拡張現実)ヘッドセットの開発状況が、2014年末に発表された当時のApple Watchの開発状況と似通ってきているーーつまりARヘッドセットの発表が近づいているようだと予想していることが伝えられています。

Investor's Business Dailyが入手したモルガン・スタンレーの投資家向けメモによると、長年にわたるノウハウの蓄積と数々の挫折を経て、アップルブランドのARヘッドセットが「発表に近づいている」とのことです。

根拠とされるのは、アップルが申請した数々の関連特許が公開され始めていることです。ハードウェア、入力機構、ユーザーインターフェースなど、ARやVR(仮想現実)に関連する膨大な数の特許は「(Apple)Watch発表前の時期を反映し始めている」とのこと。

Apple Watchの正式発表の時は、それに先立ち、アップルがiPhoneとの接続機能やセンサー歩数計の機能やステップ検出低消費電力のBluetoothなど、デバイスの動作を支える特許を大量に取得していました。

HMD(ヘッドマウントディスプレイ)関連についても、最近になってアップルの特許出願が相次いでおり、たとえば今年2月には顔を動してもヘッドセットがずれるのを防ぐとともにユーザーの自由度を高める特許を申請したり、Apple Watchのように手首に着けるデバイスがHMDに「手を仮想的に表現したり、ジェスチャーをユーザーの入力として受け取り、解釈するために使う」特許が申請・取得されています。

さらにモルガン・スタンレーは、アップルが「1日持つバッテリー、5G、コンピューター、カメラ、LIDAR、プロジェクター、導波管レンズ(光をユーザーの目に投影するもの。一般的なAR機器に採用)を軽量で魅力的なメガネ型に圧縮する」といった高い技術的ハードルに直面しながらも「離陸に近づいている」と述べています。

また「アップルのアイウェア(メガネやゴーグルなど目元にかけるアイテムの総称)市場への参入は、テクノロジーが一般化・普及していく中で、業界の状況を一変するものとなるでしょう」とも付け加えられています。

アップルのARないしMR(複合現実)ヘッドセットの発売が間近なことは、有名アナリストMing-Chi Kuo氏や、アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman氏も予想していることです。

そのうちGurman氏は最近も高速チップと高解像度ディスプレイが搭載されて「ARとVRの両方の機能を備える」ことや「高品質なVRゲームも扱えるMR(複合現実)体験 」を目指していると述べていましたが、一般ユーザーの手が届かない高価な製品にならないよう祈りたいところです。

Source:Investor's Business Daily

via:MacRumors