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Stephen Lam / Reuters

アップルは2022年にARヘッドセットを発売すると噂されていますが、洗練されたアイトラッキング(視線追跡)システムや虹彩認証を備えているとのアナリスト予測が伝えられています。

この噂の発信源は、アップル未発表製品の予測に定評あるアナリストMing-Chi Kuo氏です。以前Kuo氏は、まず2022年にARヘッドセット、2025年までにメガネ型ARデバイスが発売されると述べていましたが、うち前者についての続報となります。

さてKuo氏の新たなレポートによると、「洗練されたアイトラッキングシステム」はユーザーがどこを見ているか、瞬きをしているかなどを検知でき、さらには虹彩認識により自動的にユーザーを認証もできると予想されています。

虹彩認証とは、人間の瞳にある虹彩(ドーナツ状の模様)を個人の識別に用いる方式であり、指紋を用いるTouch IDや顔データを使うFace IDと同じく生体認証の一種です。すでにサムスンのGalaxyシリーズはじめ、スマートフォンでの採用例もいくつもあります。

またアイトラッキングにより、ユーザーの目線に基づいてパフォーマンスを最適化できるようになるとのこと。要はユーザーが見つめている部分は高解像度に描き、かたや注目してない部分は低解像度としてCPUやGPUの負荷を軽くし、中心視野では最高品質のVR/AR体験を提供できるというわけです。これは一般にFoveated Rendering(中心窩レンダリング)と呼ばれる手法で、Oculusシリーズにも採用されています

Kuo氏はヘッドセットに虹彩認証機能が搭載されるかどうかには確信が持てないとのこと。とはいえヘッドセットでユーザー認証を行う場合は、パスコードを入力したり、別に指紋センサーを用意するよりは「頭にかぶれば即認証」となって自然かつスムーズとも思えます。

このヘッドセットを、Kuo氏は2022年に約1000ドル(約10万8000円)で発売されると予想していました。また他社のVR製品よりもはるかに高解像度のディスプレイや、M1 Macを超える高性能チップ搭載のウワサもありましたが、それらが全て実現すれば1000ドルでも安く思えるかもしれません。

Source:9to5Mac