VR Headset
AppleInsider

アップルが開発中のARヘッドセットは、現在市販されている他社製品よりも大幅に軽くなるとの噂がありました。それほどの軽量化をどうやって実現するのかは不明でしたが、新たに「フレネルレンズを採用して重さと厚みを減らす」ことで150g未満にするとのアナリスト予測が伝えられています。

米AppleInsiderは、アップル未発表製品の予想に定評あるアナリストMing-Chi Kuoの投資家向けメモを入手したとのこと。そこにはアップルがARヘッドセットにハイブリッドフレネルレンズを採用、すなわち3枚のフレネルレンズを重ね合わせることで重さと厚みをカットしながら光学性能を向上させるとの見通しが書かれていたそうです。

フレネルレンズとは球面レンズなどを同心円状に分割して、レンズの厚みを減らしたノコギリ状の断面を持つレンズのことです。一見して平たくは見えますが、レンズの曲率部分があるためレンズとして機能するわけです。元々は灯台用のレンズが巨大になり材料費がかかったり重くなりすぎるために、諸々のコストを省くため考案されたとの説もあります。

しかしフレネルレンズは結像が暗くなりやすく、まして3枚重ねともなれば取り込める光はさらに少なくなります。それを補うために、高輝度のマイクロOLED(有機EL)パネルを使うとのこと。Kuo氏はこの組み合わせにより「革新的な(拡張現実と複合現実)体験を提供できる」と述べていると伝えられています。

アップルARデバイスにマイクロOLED画面が採用されるとの噂は、今年2月に日経が報道していたことです。基本的にパネル製造メーカーは画面を大きくするのは得意だが、ARデバイスには非常に小さな画面が必要となるため、アップルが独自開発しているとの事情も語られていました。

これまで他社が市販してきたVRまたはARヘッドセットは、ほとんどが300〜400gとなり、1時間も装着していれば首が疲れる重さが文字通りのネックとなっていました。しかし150g程度ならば気軽かつ長時間の使用に耐えうるはずで、もしも実現すればAR/VR市場に革命を起こすのかもしれません。

Source:AppleInsider