FILE PHOTO: The Apple Inc logo is seen hanging at the entrance to the Apple store on 5th Avenue in Manhattan, New York, U.S., October 16, 2019. REUTERS/Mike Segar/File Photo/File Photo
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アップルは自動運転のEV(電気自動車)を準備中と見られていますが、2025年発売を目指して開発を加速させているとの噂が報じられています。

自社ブランドのEVあるいは自動運転技術の開発プロジェクト「Project Titan」がアップル社内で進行中との噂話は、数年前から囁かれてきたことです。これまでプロジェクトを縮小ないし取りやめる兆しが見られたものの、最近では韓国自動車メーカーと生産契約を交渉しているとの観測もあり、かと思えば物別れに終わったと報じられていました

しかし最新のBloomberg報道は、アップルがEV開発を加速させており、自動車業界を悩ませてきた技術的な課題を解決すべく、完全な自動運転機能を中心にプロジェクトを再構成しているとの関係者の証言を伝えています。

アップルは自動運転車を2025年、4年後に発売することを目標としており、今年初めに一部のエンジニアが計画していた5年~7年後のスケジュールよりも前倒しになっているとのことです。

とはいえ、この時期は流動的であり、目標の達成は「自動運転システムを完成させられるかどうか」にかかっていると述べられています。さらに自動運転システムは(このスケジュールでは野心的な作業)とも但し書きが付いており、2025年は目安に過ぎない模様です。理想にすぎず、現実には厳しいのかもしれません。

今年9月にもApple Watchのソフトウェアを率いるケヴィン・リンチ氏が自動車部門を統括することになり、アップルカー(仮)の開発が加速しているとの噂がありました

Bloombergはそのリンチ氏のもと、アップルカーの方向性が単に既存のEVに限られた自動運転機能を持たせるのではなく、完全な自動運転能力を備えた車両を投入して、EV市場にリープフロッグ(最先端技術により一輝に飛躍させる)をもたらすことを強調しています。

すなわち「この数年間、アップルカーチームはテスラの現行車と同じようにステアリングと加速に特化した限定的な自動運転機能を備えたモデルと、人間の介入を必要としない完全な自動運転機能を備えたモデルという、2つの道を同時に模索してきました(中略)エンジニアたちは現在、2番目の選択肢に集中しています。リンチは最初のバージョンでは、完全な自動運転システムを搭載した車の開発を推し進めていると関係者は語っています」とのことです。

アップルは自動車メーカーとの協力を模索しつつも難航しており、ここ数か月は自力で(部品や組み立てサプライヤーを選んで)製造の道を探っていると見られています。完全な自動運転技術はそうした生産以上に難しいとも思われますが、なぜアップルは楽観しているのでしょうか。

その理由につき、BloombergはiPhoneや最新Macが成功した核心にあるプロセッサの進化にあると示唆しています。「最近、アップルは自動運転システムの開発において重要なマイルストーンを達成したと、事情に詳しい人たちが語っています。アップルは最終的に第1世代の自動車に搭載して出荷する予定のプロセッサについて、コアワークの多くを完了したと考えている」と伝えられています。

アップルカーが最初のモデルから運転手なしの完全自動運転車になる見通しは、他の米メディアも報じていたことです。数年後には(その国の道路交通法が許せば)「Siri、自宅まで運転して」といえば、寝ながら帰宅できるのかもしれません。

Source:Bloomberg

via:9to5Mac