アップル、独自検索エンジンを開発中?それともSiriやSpotlight強化か

Googleは懸念してそう

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年08月28日, 午後 03:30 in Apple
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Engadget Japan

現在iOSのWebブラウザSafariのデフォルト(標準)検索エンジンはGoogleに設定されていますが、アップルが本格的な検索エンジンを独自開発する予定との憶測がささやかれています。

その根拠とされているのは、最近アップルのWebクローラー(インターネットを巡回してテキストや画像・動画などの情報を自動で収集し、データベースに保管するプログラム)Applebotの活動が増加していることです。

まずデジタルマーケティング分析企業CoyWolfの創設者Jon Henshaw氏がブログ記事で、Applebotが定期的に自社サイトをクロール(巡回)し始めたとして、Googleに対抗する独自サーチエンジンを立ち上げる可能性があるとの予測を述べています。

またTwitter上でもStack Overflow(プログラミング技術に関するナレッジコミュニティ)エンジニアのNick Craver氏やデジタルマーケティングコンサルタントのMichael James Field氏が、ここ数日でApplebotのクロールが狂おしいほど活発化していると報告しています。

Applebotの機能は他のWebクローラーと同様に、ウェブをスキャンしてユーザーエンゲージメント(使用状況)やページのトピックやコンテンツと検索用語の関連性やマッチング、他のサイトから張られたリンクの数、デザイン特性など、いくつかの要素に基づいて検索結果のランク付けを決定するのに貢献するものです。

上記のHenshaw氏はアップル独自サーチエンジンの野望を推測する上で、7月にApplebotのサポートページが更新され、そのさい追加された変更がGoogleのそれと非常によく似ていることを根拠の1つとしています。

アップルがプライバシー保護の重視を打ち出していることを考えれば、GoogleやFacebookのような追跡ツールに基づくターゲティング広告による収益を狙っていないことは明らかです。だとすればユーザー追跡しないと標榜するDuckDukcGoのような方向性を探っている可能性もありえそうです。

ただ、Applebotは2015年頃から始動しており、当時からアップル独自検索エンジンが開発中との見方はあったものの、足掛け5年以上も目立った動きは確認されていません。

記事執筆時点では、ApplebotサポートページにもあるようにSiriやSpotlight検索結果を改善することに専念している可能性が高そうです。6月の開発者会議WWDC20でも、アップルはSiriが3年前と比較して情報量が20倍になったとアピールしていました。

しかし万が一にもアップルが独自検索エンジンをiOS版Safariに実装することになれば、年間1兆円以上のデフォルト(標準)検索エンジン代金を支払っているGoogleも、iOS 14の機能で広告収入が大打撃を受ける恐れにさらされているFacebookと同じく困った立場に置かれるのかもしれません。

Source:Coywolf

Via:MacRumors

 
 
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