アップル、各種サービスのまとめ割を計画中?iOS 13.5.5ベータから手がかり

厳重に守られているはずの企業秘密が…

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年06月4日, 午後 08:10 in Apple
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アップルが音楽配信のApple Musicや動画配信のApple TV+といった自社サービスのバンドル提供、すなわち「まとめて提供および販売」プランを検討しているとの噂は、以前から何度か報じられてきました。

同社がそうした計画に実際に取り組んでいる証拠が、開発者向けiOS 13.5.5ベータ版のコード内から見つかったことが伝えられています。

米9to5Macによると、iOS 13.5.5の内部ファイルには、以前のバージョンにはなかった「bundle offer(バンドルのオファー)」と「bundle subscription(バンドルサブスクリプション)」への言及が含まれているとのことです。

それらのコードはApple News+のようなアップル自社サブスクリプションの管理システムと関連付けられているため、こうした記述がまとめ割引を計画している有力な手がかりになるわけです。

こうした動き自体は2019年末に、ニュース・雑誌読み放題サービスApple News+(日本では未提供)に参加している出版各社に、他のアップル提供デジタルサービスとのバンドルを認めるよう求めているとの報道があったことからも推測されていました。この時点ではApple News+の購読者数が伸び悩んでいるため、そのテコ入れとして検討されているという文脈です。

記事執筆時点ではApple Music、Apple News+、Apple TV+3つを別々に契約した場合の月額費用は30ドル。それらの契約をまとめる代わりに割引することで、ユーザーをアップルのエコシステムに強く結びつけ、Androidデバイスや他社サービスに乗り換えにくくする戦略と思われます。

アップルは厳重な秘密主義が知られている企業です。が、通常なら守秘義務が課されている関係者たちに粘り強くアプローチしなければ得られないはずのヒントが、開発者一般に配布されているiOSベータ版から漏れ出したとすれば、なんとも皮肉な話です。

ただしiOSコードはあくまで「アップル社内で検討している可能性」を示すに過ぎず、実現のためにはサービスに参加するパートナー企業の同意が欠かせません。英Financial Timesは2020年初めに大手レコードレーベルがApple Musicと新たな契約を締結したとしつつ、そこには他のアップル提供サービスと紐付ける内容は含まれていないとの談話を報じていました

そうした事情を考慮すれば、おそらくバンドル提供が実現するとしても、しばらく先のことになるはず。とはいえ「Disney+」など競合サービスがさらなるシェア拡大に向けて世界的に動き出していることから、意外と早く実現する可能性もなくはなさそうです。

Source:9to5Mac

 

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