Apple Car
SIPA USA/PA Images

ここ1年ほどは、アップルの自動運転EVアップルカー(仮)の話題が頻繁に飛びかっています。韓国ヒュンダイおよび傘下の起亜自動車と生産契約を交渉したが物別れに終わった、2025年発売を目指して開発が加速している、などのウワサが伝えられフォルクスワーゲンなど大手自動車メーカーも反応していたほどです。

秘密主義で知られるアップルは、EVを開発していることが事実だと認めたことは一度もありません(自動運転車をテストしていることは事実)。しかし2020年1月、アップルの部品担当者を名乗る人物が、日本の自動車部品メーカー・サンデンに「EVを作りたい」と伝え、EVやエアコン部品の設計図を提示したと報じられています。

サンデンは自動車用エアコン機器の大手メーカーですが、日経によればアップルと具体的な部品の仕様について話し合ったとのこと。しかし新型コロナ禍の影響などでサンデンの資金繰りが悪化したため、2020年6月に裁判外での債務整理(事業再生ADR)制度を申請し、アップルカーの話は立ち消えになったと伝えられています。

今回の報道では両社の交渉についてそれ以上の詳細は明らかにされていませんが(記事の本題はソニーはじめEVへの新規参入勢力による、トヨタ自動車など車大手のピラミッド型サプライチェーンを崩す動き)前から噂されていたアップルのEVへの野望をさらに裏付けるかたちとなっています。

アップルが自動運転EVの開発を進めていることは、テスラのパワートレイン担当VPを引き抜いたり半自動運転機能Autopilot の開発者を迎え入れたことでもほぼ確実と思われます。

しかし、アップルの社内プロジェクト「Project Titan」は過去にも何度も挫折や再編を繰り返していると見られており、最近も数人のトップが離脱したほか、サムスンから引き抜いたバッテリー開発の第一人者がVWに引き抜かれたと報じられていました。2025年発売は難しくとも、無事に製品を送り出して完走することを祈りたいところです。

Source:Nikkei Asia

via:MacRumors