アップル、中国App StoreからRSSリーダーを「違法」として削除。当局が金盾回避を嫌った?

中国当局の締め付けが強化されています

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年10月1日, 午後 05:00 in Apple
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SHANGHAI, CHINA - JUNE 17: The Aple logo hangs on the Apple Store at IFC mall on June 17, 2020 in Shanghai, China. (Photo by Wang Gang/VCG via Getty Images)
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アップルが中国のApp Storeから2つのRSSリーダーを「違法」として削除したことが明らかとなりました。

RSSリーダーとは登録したWebサイトの更新情報(Really Simple Syndication)を自動的に取得し、まとめて閲覧できるツールのこと。代表的アプリだったGoogle Readerが終了してから衰退ぎみですが、情報収集に熱心な人には今でも愛用されています。

中国App StoreからRSSリーダーが消されたことは、今回が初めてではありません。2017年に削除されたInoreader開発者は、アップルから受け取った通知をTwitter上に投稿していました。その理由は「App Storeレビューガイドラインに準拠していない、中国において違法なコンテンツが含まれている」とのこと。そして「利用可能な地域の全ての法的要件に準拠する必要があります」として、中国当局から何らかの指示があったことを示唆しています。

そして今回、新たに2種のRSSリーダーアプリ、ReederとFieryFeedsの公式アカウントが公式RTにより上記ツイートを引用しつつ「アップルから同じ連絡があった」と述べ、中国App Storeから違法として削除されたことを報告しています。

これらは中国政府が現地のApp Storeを厳しく規制し、自国民の消費者が使えるアプリを制限しようとする動きの最新のものです。

最近の例では、まず2017年に約700本のVPN(仮想プライベートネットワーク)アプリ、翌年にはギャンブルアプリが大量に削除。そして今年8月には、3万本以上のアプリ(主に有料ゲーム)が対象とされていました

なぜ今回RSSリーダーが「違法」とみなされたのか。真相は不明ながら、米TechCrunchはRSSリーダーが第三者のWebサイトからコンテンツを取得し、中国の金盾(Great Firewall)を回避して禁止された情報にアクセスできることが当局にとって厄介だったとの事情を伝えています。

米中間の緊張がトランプ政権によるファーウェイへの禁輸措置やTikTok売却命令等により高まっているなか、中国当局が現地App Storeのアプリ承認権限取得を迫っており、場合によっては閉鎖の危機もあるとの噂もありました。今後はさらに予想外となるアプリが削除対象となるのかもしれません。

Source:Reeder(Twitter)

Via:iMore


 

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