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@AppleDemoYT

アップルが未発表の新製品、ないしは開発しながらも未発表に終わった製品につき、どこからか試作品が流出し、TwitterなどSNS上で公開される……こうした事態はもはや日常茶飯事となっています。

そうした未発表製品を公開したリーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)に対して、アップルが断固とした調子の警告メールを送ったことが話題となっています。


米国のテック系メディアMotherboardが入手した手紙の写しによると、アップルは今年6月18日、盗まれた試作品の画像をSNS上でシェアした中国市民に対して、現地の法律事務所Fangda Partnersから警告を送ったとのことです。以下、手紙からの抜粋です。

「貴殿は、アップルの未発表および噂の製品に関連する大量の情報を無許可で開示しており、これはアップルの企業秘密の意図的な侵害を構成しています」「調査の結果、アップルはあなたが弊社の未発表および噂の製品を無断で開示したことについて、関連する証拠を入手しました」「あなたの意図的な侵害は、具体的にはSNSを通じてアップルの新製品に関する未発表の情報(新製品のデザインや性能を含むが、これに限定されません)を公開することとして顕在化しています」



さらに手紙では流出したアップル製デバイスの取得や宣伝、販売を止めるよう求め、誰からリーク製品を入手したかを教えるように要求。それに加えて、本書簡を受け取ってから14日以内に要求に応じることを約束する文書に署名するよう求めています。

ただし今回の記事では、このリーカーが誰なのかは明らかにはされていません。


アップルがサプライチェーンの工場から未発表製品が流出することに頭を悩ませているのは、数年前に有料ニュースメディアThe Informationも報じていたことです。

また同じ年、Motherboardも盗まれたアップル製品プロトタイプの闇市場の実態を伝えていました。そこでは中国のアップルないしFoxconn(iPhone組み立ての最大手)従業員が工場からハードウェアをこっそり持ち出し、さらに再販業者が入手してコレクターやiPhoneハッカーに売りさばいていることが明るみにされていました。

なおリーカー関連の話題としては、ほぼ同時期に、これまで数々のアップル未発表製品をリークしてきた「Mr.White」氏のTwitterアカウントが削除されています。

White氏は第5世代iPad miniのデザインを正確に予測しており、最近では第3世代Apple Pencilと称する写真などを公開していました。同氏のアカウント削除は6月11日頃と推測されており、ちょうど上記の手紙が送られた1週間前となっています。


問題の6月中旬~下旬といえば、アップルが多数の有名リーカーに警告の手紙を送ったと報じられたタイミングでもあります。これだけ多くの状況証拠が積み上がったとなれば、アップルが情報漏えいや工場からの盗難・流出に対して本格的な対策に乗り出したことはほぼ確実かもしれません。


Source:Motherboard

via:MacRumors