Apple Drone Patent
Patently Apple

アップルは公式ストアで中国DJI製品などドローンを扱っているものの、自社製品は発売していません。しかし新たな特許出願から、アップルがドローンを開発している可能性が浮上しています。

特許出願は誰もが見られる公的な記録になることを意味しており、それを手がかりにアップルが開発している新製品を探ろうとしている人たちがいることは言うまでもありません。今回の件で興味深いのは、アップルがその出願を隠そうとした痕跡がうかがえることです。

アップルの特許に詳しいPatently Appleによれば、はじめ同社はこれらの特許出願をUSPTO(米特許商標庁)ではなくシンガポールで行っていたとのこと。米9to5Macは、多くの人が(アップルの拠点・米国にある)USPTOで手がかりを探すため、あえて他の国で出願して発見される可能性を低く抑えたのではないかと推測しています。

 これらは両方とも、記事執筆時点では米国でも出願されています。1つ目の特許は、ドローンとコントローラーのペアリングとペアリング解除に関するもの。緻密な専門用語で書かれていますが、要はドローンの制御をあるコントローラから別のコントローラに(おそらく飛行中に)引き渡す方法を説明していると思われます。

Apple Drone Patent
Patently Apple

もう1つは、セルラーネットワーク(携帯回線)を用いたドローンの遠隔制御に関するものです。すなわち「無人航空機(UAV)を追跡および/または制御するだけでなく、UAVコントローラ(UAC)を追跡するための装置、システム、および方法。UAV/UACは、速度、方位、高度、C2通信品質、C2通信モード変更要求、測定レポート、RRCステータス、セルID、TAC ID、UAVの現在位置、およびUAVの目的地などの追跡情報をセルラーネットワークに提供してもよい」などが記述されています。

アップルの携帯回線によるドローン制御についての特許出願は、10月にもUSPTOが公開していました

もっとも大手ハイテク企業は毎週のように特許を出願ないし取得しており、そのうち製品化や実用化に至るものはごく一部にすぎません。またアップルは自動運転技術やEV関連の特許を多く持ちながらも、アップルカー(仮)の開発はいまだに公にされず、いつ発売されるのか、そもそも発売にこぎ着けるのかも定かではないという現状があります。つまりドローン関連の特許を出願していても、このまま立ち消えになるかもしれないわけです

とはいえ、iPhoneやMacでも写真やビデオ機能が重視されていることからも、アップルが「撮影」に深く関わるドローンを開発している可能性は低くないはず。さらに具体的な続報を待ちたいところです。

Source:Patently Apple

via:9to5Mac