SOPA Images via Getty Images
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アップルの上級社員Ashley Gjøvik氏が、職場で受けた性差別や不快な職場環境などについてTwitterに投稿したことで無期限の休職措置にされたと述べています。Gjøvik氏は、アップルの対応チームが調査が終わるまで会社のSlackチャンネルを見ないよう指示したと主張しています。

この問題について最初に伝えたThe VergeがGjøvik氏から得た話では、Gjøvik氏はこれまで数か月にわたり「性差別や不快な職場環境、セクハラ、危険な労働環境、報復行為といった経験に関し、社内での従業員関係に懸念を示してきた」と述べ、この問題に関して会社が調査にあたる間、彼女は自分に対する非常に敵対的な職場環境をどうにかしてほしいと会社側に訴えたとのこと。ところがその訴えに対して会社側は彼女に病欠を取り社員支援プログラム(EAP)のセラピーを受けるよう指示したとのこと。

自身の訴えと会社の対応にズレを感じたGjøvik氏は、上司に相談して自分への敵対的な職場の状況について監視をつるか他との仕切りを設けるよう求め、他に選択肢がなければ有給休暇を取得したいと述べたとのこと。しかし、会社はGjøvik氏に休職するよう言い渡し、彼女が他の女性従業員と直接このような会社の問題について話し合ったり、社内のSlackにポリシーに関する懸念を表明したりするのを控えてほしい考えを示したとのこと。

7月末、Gjøvik氏はNew York Timesが報じたGoogleにける女性数人が職場での違法行為に関する意見を表明したところ、会社から報復じみたEAPセラピー受講や休職を求められたとする記事をリンクし「これは#Appleでも起こっていることです」とツイートしています。

また、社内で受けたとする性差別に関するスクリーンショットを添付したツイートも投稿しており、その中には彼女が従業員との関係に注意するよう求めたところ「問題ない」と取り合って貰えなかったり、彼女の口調に対して「最後で声がオクターブ高くなるため聞き取れない」といった指摘も含まれていたとのこと。この口調に関するコメントは彼女に関する中間考査にも記されていたとされます。またThe Vergeなどは他にも彼女が求めた改善に対する会社の対応の無さをいくつか伝えています。

アップルの広報担当は、明るみに出た一連の問題について「我々は前向きで包摂的な職場作りとその維持に常に積極的に取り組んできました。全ての懸念を真摯に受け止め、徹底的に調査し、関係する個々人のプライバシーを尊重します。また特定の従業員の問題についてはお話しすることはありません」と、当たり障りなくまた聞きたいことには答えない いつもの感じの声明を発しています。

伝えられる話を俯瞰的に見れば、会社の悪い面を指摘し改善を訴えているGjøvik氏が逆に社内で浮いてしまっているように思えます。しかし、本当に周囲が言うように「問題ない」レベルの物事に彼女が敏感すぎる可能性もまた感じられます。ただ、そうした声を上げている人を疎外したり中間考査でマイナスに評価するのが会社として正しい対応かと言えばそれもまた違うはず。どこかに何らかの問題と認識の食い違いがあることだけは間違いなさそうです。

Source:The Verge