アップル幹部、「マスク付けたままFace ID解除」を実現するつもりナシと回答。セキュリティ優先のため

マスクずらすの面倒です

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年10月6日, 午後 02:00 in Apple
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Portrait of young man on the street wearing face protective mask to prevent Coronavirus and anti-smog and using smartphone
Getty Images

今やフラッグシップiPhoneの標準仕様となっている顔認証のFace IDは、新型コロナウイルス感染拡大が収束せずマスク着用が日常となっているなか、ユーザーは「ロック解除のたびにマスクを外す」手間を強いられています。これに対してiOS 13.5では「マスク対応」とされながらも、実際は一部プロセスをスキップしてパスコード入力画面が表示されるに過ぎず、期待外れとの声も上がっていました。

アップルのプラットフォームアーキテクチャ担当副社長Tim Millet氏がこれに対して、解決策はあるものの「マスクを付けたままFace ID解除」を実現するつもりはないと述べたと報じられています。

Millet氏はドイツのニュースメディアSternのインタビューに応じ、第4世代iPad Airに初搭載されたA14 Bionicチップにつき「まったく新しいクラスを可能にする」機械学習が機能拡大されていることなどを強調しました。ただ、これについては、同じく搭載が予想されるiPhone 12(仮)が未発表なためか抽象的な表現に留まっていることもあり、本記事では割愛します。

もっか注目を集めるのが、やはりFace IDのマスク対応への言及です。Millet氏いわく「見えないものを認識するのは難しい」とのこと。まず「顔認識モデルはとても良いのですが、厄介な問題です。ユーザーは快適さを求めていますが、同時に安全性も求めています」と前置き。その上でアップルにとっては「データが安全性を確保することが全てです」として、ロック解除を楽にするためにセキュリティを緩めるつもりはないと示唆しています。

さらにマスクで覆われた口や鼻の部分を含めずに認証する手法も考えられるとしつつ「そうするとあなたの顔を唯一無二と識別する機能のいくつかを失い、他の人がiPhoneのロック解除できると想像しやすくなる」とのことです。

先日発表された第4世代iPad Airに搭載されたスリープボタン統合Touch IDは、おそらく「マスクしながら生体認証」への1つの答でもあるはず。しかし新型コロナウイルスのワクチンが世界各国で開発されつつあるなか、今後のフラッグシップiPhoneにTouch IDが復活する可能性は低いのかもしれません。

Source:Stern

Via:9to5Mac


 

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