Apple Apple Gift Card Junya Ishino

アップルが、日本のオンラインストアで販売を始めた「Apple Gift Card」。特徴は、ハードウェア、ソフトウェア問わず、アップルのあらゆる製品やサービスの購入に使えるところにあります。iPhoneを買ってもよし、App Storeでアプリを買ってもよしと、自由に使えるのがメリットです。本誌既報の通り、全国のApple Store(11日)やコンビニエンスストアや家電量販店(11月中旬以降)でも取り扱いがスタートします。

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Apple Gift Card Junya Ishino
▲新たに日本で導入されるApple Gift Card。写真左はパッケージで、右側はその中身

これまで日本には、主に2つの種類のギフトカードがありました。1つがApple Storeでハードウェアを購入するための「Apple Storeギフトカード」。もう1つが、ソフトウェアや音楽を購入するための「App Store & iTunesギフトカード」です。両カードには互換性がなく、例えばApp Store & iTunesギフトカードの残高を使ってiPhoneやiPadを購入することはできません。

Apple Gift Cardは、この2つを統合したものと言えるでしょう。店舗に持っていけばそのままギフトカードとして使えますし、カードの裏面記載されたコードをiPhoneのカメラで読み取らせるなどすれば、App Store & iTunesギフトカードと同様、自身のApple IDに残高をチャージすることもできます。また、チャージした残高の使い道が増え、アプリや音楽だけでなく、オンラインストアでハードウェアを購入することも可能になります。

Apple Gift Card Junya Ishino
▲裏面の下部、枠内に記載されたコードを登録すると、アカウントの残高が増える仕組み

券種は1500円、3000円、5000円、1万円の4つと、自身で金額を指定できるバリアブルカード。バリアブルカードについては、1000円から50万円の範囲で、1円単位の金額指定ができます。ただし、オンラインのApple Storeでほかの人にギフトカードを送る場合のみ、1500円から5万円になります。

Apple Gift Card Junya Ishino
▲Apple IDのアカウントにチャージすると、これまでと同様、残高が増える

Apple Gift Cardは上記2つのギフトカードを置き換える形で導入されます。うれしいのは、これまで販売されてきたカードの扱い。App Store & iTunesギフトカードは、未利用の場合、機能的にはApple Gift Cardと同じ扱いになるといいます。すでにチャージ済みで残高がある場合、これをオンラインのApple Storeで利用することも可能になります(店舗では利用不可ながら、ピックアップは可能です)。残高を貯め込んでいて、なかなか使う機会がなかった人にとっては、朗報と言えるかもしれません。

Apple Gift Card Junya Ishino
▲App Store & iTunesギフトカードで加算した残高も含め、残高はオンラインのApple Storeで利用できるようになる

というのも、App Store & iTunesギフトカードは、キャンペーンでの割引販売や上乗せ販売、キャッシュバックが頻繁に行われていたからです。コンビニエンスストアやキャリアが販売するギフトカードへの10%割引や、クレジットカードなどの決済事業からのキャッシュバックなど、さまざまな形でお得な販売方法が提供されていました。こうしたチャンスを狙って、ギフトカードをまとめ買いしていたユーザーも少なくないでしょう。

この残高をiPhoneやiPad、Apple Watch、Macなどの購入費用に充てられるのは、非常にお得と言えます。全額を残高で補えば、アップル製品が1割引きになるようなもの。オフィシャルのApple Storeではいわゆる割引販売は行われていませんが、ギフトカードを通じて割安にアップル製品を手に入れられるというわけです。

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▲App Store & iTunesギフトカードは、割引販売や上乗せ販売が様々な場所で行われていた。画像はソフトバンクのキャンペーン(終了済み)

気になるのは今後の各種キャンペーンですが、App Store & iTunesギフトカードを含める形でApple Gift Cardに統合されたということは、常識的に考えると、各種キャンペーンもこちらに引き継がれるでしょう。10%割引や10%上乗せなどを実施している際にコツコツと購入しておけば、最終的に割安な価格で製品が手に入ることになります。これは、いわば“アップル貯金”のようなもの。iPhoneのように、定期的かつそれなりの頻度で買い替えるものを購入する際にはうってつけと言えそうです。 

これまでは、アプリや音楽、サブスクのサービスなど、比較的少額のものが中心だったため、ギフトカードのキャンペーンをスルーしていた人も、アップル製品が買えるとなれば話は別ではないでしょうか。用途が広がったのはもちろんのこと、金額も大きくなるため、ギフトカードの売れ行きがさらに伸びることは必至です。