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アップルは17日、2020年内にグリーンボンドによる調達資金47億ドルの一部を1.2ギガワット分のクリーンパワー発電に投資したと発表しました。これは年間平均92万1000トン分の温室効果ガス排出削減を目的にしており、道路から約2万台の自動車を排除することに匹敵すると謳われています。

グリーンボンドとは、地球温暖化対策や再生可能エネルギーなど環境改善効果のあるプロジェクトに要する資金を調達するために発行する債券です。アップルは2016年以来グリーンボンドを47億ドル発行しており、その内28億ドルを温室効果ガス排出問題に取り組む各種プロジェクトへの投資に充てています。同社のグリーンボンド発行は、民間部門で最大級に位置づけられています。

アップルの環境・政策·社会イニシアティブ担当バイスプレジデント、リサ·ジャクソン氏は「気候変動の影響による事象と闘っていくために全力を尽くす責任を私たち一人ひとりが担っており、グリーンボンドにより調達した47億ドルの再生可能エネルギーへの投資は、大きな原動力になる」「究極的に、クリーンパワーは社会に良い影響を与えるビジネスだ」との趣旨を述べています。

アップルの2020年内でのグリーンボンド・プロジェクトの主な成果は、一つにはデンマーク最大の陸上風力発電2基の建設を完了したことです。都市エスビアウ近郊に建てられた高さ200mのタービンは毎年62ギガワット時の電力を発電し、余剰電力はすべてデンマーク国内の電力グリッドに送られるとのことです。

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また米国内ではネバダ州リノ郊外に設けられたソーラプロジェクト拠点が現地のアップルデータセンターに電力を供給しているほか、アップルのシカゴ地区における使用電力はイリノイ州にある風力発電ファームでの112メガワット分の電力購入により賄われていると述べられています。

アップルは2020年7月、2030年までにサプライチェーンの100%カーボンニュートラル達成を約束するとも宣言しています。その一環として開発された低炭素アルミニウムは16インチMacBook Pro製造に投入されており、ユーザーも知らず知らず温室効果ガス排出の削減に貢献できるのかもしれません。

Source:Apple