アップル幹部、第4世代iPad AirのTouch ID開発苦労を語る

iPad Pro(2020)との棲み分けにも言及

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年10月5日, 午後 04:30 in Apple
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先日発表された第4世代iPad Airには、スリープボタンに統合されたTouch IDが搭載されています。すなわち以前のホームボタン統合Touch IDよりも面積が狭くなっていますが、アップル幹部らがそれを開発する上での苦労話をポッドキャスト(YouTubeでも公開)にて語っています。

プロダクトマーケティング担当副社長のBob Borchers氏とハードウェアエンジニアリング担当副社長のJohn Ternus氏は、現行iPadラインアップの位置づけや第4世代iPad Airの開発プロセスの一部を明かしています。

まず新型iPad AirについてBorchers氏は、Touch IDセンサーを上部ボタンに実装したことは「信じられないほどの技術的な偉業」だったと述べています。そしてTernus氏は、指紋センサーのアスペクト比が狭いため、実装がとても難しかったと説明。センサーは 「信じられないほど敏感」な必要があり、初回登録では時間をかけて指紋のより広い部分をキャプチャしなければならないとのことです。

さらにiPad Airのセルラーモデルでは、筐体の上部がアンテナになっているため、Touch IDセンサーと互いに干渉しないようにするため多大な労力が注がれたとのことです。Ternus氏は「筋金入りのシリコンとエンジニアリング」を駆使して、指紋センサーが以前のバージョンと同じレベルのセキュリティを実現したとも付け加えています。

やはり気になるのは、アップルが最新チップA14 Bionic搭載により高性能化した新型iPad Airと、上位モデルiPad Proとの棲み分けをどのように考えているのか、ということです。第4世代iPad Airはまだ出荷されていませんが、GeekbenchのシングルコアスコアではiPad Pro(2020)のA12Zを凌ぐ数値が出ているとの噂もありました。

この点につきBorchers氏いわく、A12Zは「プロのワークフローや体験、特にグラフィックを多用する可能性のある作業に最適化されている」とコメント。両者の違いは、A12Z は「よりグラフィックを多用するようなもの」で優位に立っているのに対し、A14 は「あらゆる面で素晴らしい機能」を提供していると述べています。

たしかにA14よりもA12ZのほうがCPUコア及びGPUコア数が多く、上記の(真偽不明ですが)ベンチマークでもマルチコアスコアではA12Zが優っており、Borchers氏の発言はポジショントークではなく事実とも思われます。逆にAirとProモデルのiPadラインアップ上でのバランスを取るために、その辺りは織り込んだ上で設計されたのかもしれません。

Source:Same Brain(YouTube)

Via:MacRumors


 

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