electric scooter
Hyundai

アップルとヒュンダイ/起亜自動車との自動運転EV生産契約をめぐる交渉は物別れに終わったと見られていますが、まだ他の分野で協力する余地があり、それは電動スクーターかもしれないとの噂が伝えられています。

米Reutersによると、オンラインメディアの朝鮮ビズはアップルと起亜が2020年にMOU(了解覚書/当事者間の合意事項を記した文書。法的拘束力はない)に署名して8つのセクターで協力を追求すると合意しており、電気自動車に関する交渉も完全にキャンセルされたわけではないと報じたとのことです。

また起亜とアップルは「ラストマイル」モビリティ、つまり他の交通手段を使った後に最終的な目的地までの短い距離を移動や輸送する手段について協力を話し合っている、とも伝えられています。

つまりヒュンダイ/起亜はアップルカー(アップルブランドの自動運転EVの仮称)を製造しないかもしれないが、破局したのは「8つのセクター」の一部に過ぎず、協力する余地が残されているというわけです。そのニュースが報じられた後、起亜の株価は8.1パーセントも上昇しています。

では「ラストマイルのモビリティ」とは何か。米9to5Macは、それはヒュンダイと起亜が開発している電動スクーターに関連する可能性が高いと指摘しています。これはブリーフケース大に折りたためて、ヒュンダイまたは起亜製の自動車に取り付け、運転中に発電した電気から充電しておくもの。そして自動車を駐車した後にすぐに使えてラストマイルの移動手段になるといったコンセプトです。

ヒュンダイ/起亜は2017年にCESで電動スクーターのプロトタイプを初公開し、2019年8月に詳細を発表。重量は約7.7kgで3つ折りでき、バッテリーの状態や速度はデジタルディスプレイに表示され、夜間の走行用には2つのスタイリッシュなLEDヘッドライトとテールランプを備えている等の特徴がアピールされていました。

こうした車に積み込める折りたたみ車両のアイディアは特に新しいものではなく、80年代に日本のホンダがコンパクトカーのシティに搭載できるトランクバイク「モトコンポ」を開発・販売していたこともあります。

電動スクーター(キックボード)は日本国内でもすでに2~6万円程度で販売されていますが、自動車に積んでおくと常に満充電になっているならば非常に便利なはず。かつてのジョブズ氏が絶賛したセグウェイの精神的な後継モデルになるのかもしれません。

Source:Reuters

via:9to5Mac