M2
M2

アップル独自設計の「M1」チップを搭載したMacやiPad Proが注目を集めているなか、その次世代チップ「M2(仮)」が量産に入ったとの噂が伝えられています。

日経の英語メディアNikkei Asian Reviewは、M2チップの出荷は「今年後半に発売される」MacBookで使うために早ければ7月に始まる可能性があると伝えています。ここでいうMacBookとは、時期的に考えてたびたび噂されている新型14インチ/16インチMacBook Proを指しているものと思われます。

さらに本記事によれば、M2チップはM1と同じくSoCであり、CPUとGPU、機械学習ユニットを1つのチップに統合しているとのこと。後継チップの基本的なアーキテクチャが変わるはずもなく、目新しい情報は特に述べられていません。

M2チップあるいはM1X(仮)については、M1チップをベースに高性能コアが4つ増えるほか内蔵GPUが大幅に強化されるとの噂話もありました。新型MacBook Pro2機種が今年後半に発売とすれば、M1 Mac発売から1年足らずとなりペースが速いようにも思われますが、Appleシリコン(アップル独自開発チップ)のメリットが「1年ごとに更新できる」ことはiPhone搭載のAシリーズチップでも証明済みです。

さてM1チップは一ケタ~10万円台の製品としては高性能ではありますが、弱点がなくはありません。最たるものは最大2つのThunderbolt 3ポート、1つの外部ディスプレイ出力(Mac miniであれば外部2台)しかサポートされないことです。たとえばM1 13インチMacBook Pro発売後も、まだインテル製チップ搭載のMacBook Proを併売し続けているのは、4つものThunderboltポートに需要があるためとも推測されます。

またM1チップは省電力のわりに高パフォーマンスであるとはいえ、内蔵GPUのみで外部GPUには対応していないため、グラフィック性能の上限がそう高くはありません。そのためM2(「M1X」)チップには4つ以上のThunderboltポートや外付けGPUをしのぐ内蔵GPU、少なくとも2つの外部ディスプレイ接続できることを望む声が高まっています。

新型14/16インチMacBook ProにはHDMIにMagSafe、SDカードスロットなどが搭載されるとの噂があり、先日犯罪グループがアップルのサプライチェーンから盗み出して漏らした文書により信ぴょう性が強められています。M1 Macはコストパフォーマンスの高さが人気ですが、コストを度外視するプロのクリエイターらの期待に応えるスペック(とプロ的な価格)を備えて登場するのかもしれません。

Source:Nikkei Asian Review