アップルの新機種「iPhone 12」とともに注目を集めているのが新たなアクセサリー規格の「MagSafe」です。

MagSafe充電器の使用感について、簡単なレビューをお届けします。

MagSafeは、背面に高感度磁気センサーとNFCを組み合わせたコイルを内蔵しており、MagSafe充電器を使えばiPhoneと充電器の位置合わせが不要になります。また、MagSafe対応の iPhone 12 純正ケースであれば、何のケースを装着したのか判断してくれます。

▲MagSafe充電器はUSB-Cケーブル(1m)一体型

まず購入時の注意点について。MagSafe充電器には電源アダプタが同梱されません。別売りの「Apple 20W USB-C電源アダプタ」の使用が推奨されていますので、お持ちでない人はMagSafe充電器と一緒に購入することをおすすめします。

また、MagSafe充電器に対応する製品は次のとおり。このうち位置合わせが不要なのは iPhone 12 シリーズ、それ以外は位置合わせが必要です。

  • iPhone 12 Pro

  • iPhone 12 Pro Max

  • iPhone 12 mini

  • iPhone 12

  • iPhone 11 Pro

  • iPhone 11 Pro Max

  • iPhone 11

  • iPhone SE(第2世代)

  • iPhone XS

  • iPhone XS Max

  • iPhone XR

  • iPhone X

  • iPhone 8

  • iPhone 8 Plus

  • AirPods Pro

  • AirPods with Wireless Charging Case(第2世代)

  • Wireless Charging Case for AirPods

続いて充電器としての仕様や充電時間について。MagSafe充電器は、Qi規格に準拠している製品であれば、ワイヤレスで充電できます。充電時の最大出力は、iPhone 12 や iPhone12 Pro では最大15W、Qiワイヤレス充電の場合は最大7.5Wとなります。

早速「Apple 20W USB-C電源アダプタ」にMagSafe充電器をつないで、 iPhone 12 Pro を充電したところ、約3時間で満充電できました。

▲充電開始と同時にiPhoneの画面には、丸い稲妻のようなマークが表示される

MagSafe充電器は前述のとおり、充電器とiPhoneの位置や向きを気にせず使用できるというメリットがあるという一方、iPhoneやケースに傷がつくかどうかという点も気になるところです。既報のとおり、米MacRumorsの読者からは、『アップル純正のMagSafe対応シリコーンケースに丸い跡が付いた』との報告が寄せられています。

これについての明確な理由は不明ですが、アップルのサポート文書には、『日常的に使ううちに異物を引き寄せてしまう場合があります。お手入れを始める前に、ブラシで金属製のリング部から異物を払い落としてください』と記載されています。

クレカ所有者は注意

また、マグネットと言われて注意すべきは、傷だけではありません。それは、MagSafe対応ケースやクレジットカードを一緒に持ち歩く場合です。クレジットカードには、磁気ストライプが貼られているため、マグネットなど強い磁気を発する物を近づけると、磁気不良になり、クレジットカードを使用できなくなる恐れがあります。

ちなみに、アップルのサポート文書には、MagSafe充電器やMagSafeケースについて、次のように記載されています。

『MagSafe充電器の上にiPhoneを置く前に、両者の間にほかのもの(クレジットカード、ホテルのカードキー、交通系ICカードなど)や異物が挟まらないように確認しておきます。デバイスに金属製のケースや分厚いケースを着けている場合は、取り外してください。また、MagSafe対応iPhoneレザーウォレットも取り外します。MagSafeケースを使っている場合は、そのまま着けていてかまいません』

薄くて携帯しやすい

ここまで、ややネガティブ要素を書きましたが、個人的にMagSafe充電器の“サイズ感”が気に入りました。サイズや重さについては公表されていませんが、厚みは100円玉3枚分に相当します。ちなみに iPhone 12 Pro とほぼ同じ厚みです。カバンに入れて持ち運び、コンセントがあるカフェで使うのもアリですね。

▲MagSafe充電器の厚み100円玉3枚分に相当

充電しながらイヤホンを挿せる

さらに、MagSafe充電器で充電しながら、iPhoneのLightning端子に有線イヤホンを挿して使うことも可能。充電しながらゲームや動画を楽しんだり、音楽を聴けます。実際にMagSafe充電器を使用しながらゲームをしてみたところ、すぐにMagSafe充電器とiPhoneが熱くなりました。やはり公式に推奨されている使用方法ではありませんので、このような使用方法は自己責任が伴います。

▲MagSafe充電器を装着しながらLightning対応の有線イヤホンを挿せる

MagSafe充電器はアップルオンラインストアにて4500円(税別)で販売されていますが、記事執筆時点での発送時期は「2020/11/14 – 2020/11/21」という表記になっており、現在、すぐに入手できません。ですが、個人的には1台持っておくと何かと便利だと思いますので、iPhone 12 シリーズと一緒に購入を検討してみてはいかがでしょうか。


source:MagSafe充電器