MagSafe

アップルはiPhone 12シリーズがペースメーカーや除細動器など医療機器に電磁干渉を引き起こす可能性を発売当初から認めていますが、新たに追加情報が告知されています。

公式サポート文書「iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、MagSafeアクセサリに内蔵されている磁石について」にて、23日付け(米現地時間)で次の段落が追加されています。

植え込み型ペースメーカーや除細動器などの医療機器には、磁石やラジオに反応するセンサーが含まれている場合があります。これらのデバイスとの相互作用の可能性を避けるために、iPhoneとMagSafeアクセサリはデバイスから安全な距離を保ってください(6インチ/15cm以上離して、またはワイヤレス充電する場合は12インチ/30cm以上離して)。ただし、具体的なガイドラインについては、医師やデバイスメーカーにご相談ください。

また「すべてのMagSafeアクセサリー(それぞれ別売り)にも磁石が含まれ、MagSafe充電器とMagSafeデュアル充電パッドには無線送信機が含まれています。これらの磁石や電磁界は、医療機器に干渉する可能性があります」として、MagSafeアクセサリについても注意が呼びかけられています。

ただし追加は米国版で確認されたもので、日本向け文書では25日時点で変更はありません。

今月初めに米国の医学誌Heart Rhythm Journalに、iPhone 12が植込み型医療機器と磁気干渉することで「患者の救命療法を阻害する可能性がある」との報告が掲載されました。米ミシガン州の3人の医師は、患者の植込み型除細動器(ICD)にiPhoneを近づけて(服の上のポケットなど)テストし、すぐに「中断」状態になったと述べています。

今回のアップルの対応は、おそらく本報告を受けてのものと推測されます。ただし同社はiPhone一般に「電磁波を発生させる磁石などの部品および無線送信機が含まれています」として「ペースメーカーや除細動器などの医療機器と電波干渉を起こす」可能性を説明しており、iPhone 12についても「以前の機種よりも磁気干渉リスクが高くなることは予想されていない」と述べています。つまり確認済みの注意書きを、改めて強調したとも解釈できます。

ともあれiPhoneに限らず磁石や無線送信機を搭載したデバイス一般に医療機器と磁気干渉する可能性があるということで、細心の注意を払いたいところです。

Source:Apple

Via:MacRumors