アップルの「マップ」データを集める「Eyedrive」の詳細が公開

車両も秘密の場所に保管されてます

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年09月8日, 午後 12:00 in Apple
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EyeDrive

アップルの「マップ」アプリは地図表示が精細になりルックアラウンド(Googleマップのストリートビューに相当)が使える地域も増えていますが、その地理情報集めは他社と同じく高度なセンサーを搭載した車両によって行われています。

そうしたマップ特別車両や、データ収集や処理を制御するユニット「Eyedrive」についての社内資料と称されるものが公開されています。

米9to5MacはTwitterユーザーYRH04E氏から、アップルの内部資料を提供されたとのこと。データ集め車両としては初めは改造バンが使われていたものの、現在は白いスバルインプレッサ(社内名は「ユリシーズ」)が街を巡回。これらの車両は同社の3D Visionチームの一員であり、複数のデータをコンピュータビジョンや機械学習と組み合わせて3D画像を提供しているとのことです。

この「ユリシーズ」は車両上部に高解像度カメラとツァイスレンズを搭載したタワー、LiDARスキャナー、キャプチャした全データをリアルタイムで処理するMac Pro(2013)など数十種類のパーツで改造されたもの。

これらを制御するのは、上述の「Eyedrive」なるユニット。Eyedriveは専用アプリを搭載した改造iPadにより操作でき、オペレーターはキャプチャしたデータを管理できるとされています。

また各車両には4TBのSSDが4台搭載されており、1週間程度の作業で一杯になるため、できるだけ早く交換するためUPSの翌朝配達頼り。またアップルの自動運転テストに使われているレクサス(コードネームは「Tyche」)も投入され、車種に応じてEyedriveも独自バージョンが用意されている(下記参照)とのことです。

そんなマップデータ収集車は運転手とEyedriveシステム管理者の2人1組での運用。改造車がどこの企業のものか隠すため、フロント企業が借りた秘密の場所に保管しているのもアップルの秘密主義らしさです。

データ収集チームは、太陽が30度の朝にキャプチャーを始め、夜も30度まで運転。そうしないと太陽がLiDARセンサーの動作を邪魔してしまうから。また画像を一貫させるためにキャプチャは完璧な気象条件のもとで行うことが義務づけられ、情報収集の前にはすべての機器が期待通りに動作しているかどうかも確認すべく、各車は慎重に検査されるとのことです。

こうして集められたデータは主に、上述のルックアラウンドや世界の主要都市を空中散歩できる「FLyover」に使われるそうです。これらの機能が使える地域は徐々に広がっており、8月には日本向け大型アップデートが行われましたが、縁の下の力持ちにも思いをはせたいところです。

Source:9to5Mac

 
 
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