Twitter Hack
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2020年7月、アップルやイーロン・マスク、ビル・ゲイツやジョー・バイデンなど大企業や著名人のTwitterアカウントが一斉に乗っ取られ、「このアドレスにビットコインを送信すれば倍返しする」という仮想通貨がらみの詐欺ツイートを投稿する事件がありました

この事件の首謀者として告発された米フロリダ州に住む10代の少年が、懲役3年の実刑とそれに続く保護観察処分3年を条件に有罪を認める司法取引に合意したと報じられています。

首謀者のグラハム・イワン・クラークは130もの企業や個人のTwitterアカウントを乗っ取り、人々から約11万7000ドル(約1280万円)を騙し取ったとのことです。

事件当時、Twitter社は乗っ取られたアカウントの停止や当該ツイートの削除、予防措置としてすべての認証ユーザーを含む多数のアカウントを一時的に凍結する緊急対応を迫られていました。そして調査の結果は従業員が標的になり管理ツールへのアクセスを許したことが原因であり、システムの脆弱性ではないと説明されています。

それほどの大騒ぎを起こしたクラークですが、犯行当時はわずか17歳(現在18歳)だったこともあり「若年性犯罪者」として判決が下され、もしも成人であれば最低10年の懲役刑を避けられたと伝えられています。

また司法取引の一環として、クラークは法執行機関の許可と監督なしにコンピュータを使うことが禁じられます。さらに自分の所有物への捜査のため、アカウントのパスワードも差し出すよう義務づけられています。

「Twitterアカウントを乗っ取ったことで3年間の刑務所暮らし」というと重すぎるようにも思えますが、被害金額(全額の返済が終わったとのこと)の大きさ以上に、社会インフラに根づいているTwitterの信頼性まで脅かしたことは非常に悪質と言わざるを得ないでしょう。そして10代の若さを酌量しても3年の懲役という判決が、Twitterで悪だくみを考えている人たちへの抑止力になるよう祈りたいところです。

Source:Tampa Bay Times

via:MacRumors