M1 iPad Pro
Apple

今月21日に発表された新型iPad Proには、最新のMacと同じM1チップが搭載されることが明らかとなりました。そこから、iPadないしMacが強化されるたびに持ち上がる「将来的にiPadとMacは融合するのでは」との憶測がまたしても再燃している感があります。

しかしアップル幹部らはiPadとMacを融合させるつもりはない、との趣旨をインタビューにて再び述べています。

アップルの製品マーケティング担当副社長であるGreg Joswiak氏とハードウェアエンジニアリング担当副社長のJohn Ternus氏は、英メディアThe IndependentのインタビューにてM1 iPad Proにつき質疑応答しています。

そこでiPadとMacのラインアップが統合されるのでは?との質問に対して、Joswiak氏はそれが目的ではなく「それぞれのカテゴリーで最高の製品を作ろうとしているだけだ」と主張。さらに人々は相反する話、すなわちiPadとMacを融合して欲しいとの声と、「iPadとMacは相反するものだ」との意見もあるとしつつ、「2つのカテゴリーをなくして1つにしようという壮大な陰謀」があるとの憶測を否定しています。

さらにTernus氏は、アップルは他のデバイスへの影響を避けるため、あるデバイスの機能制限することを目指していないとも付け加えています。「我々は最高のMacを作るために、そして最高のiPadを作るために邁進しています」とのこと。アップルは両方の製品をより良いものにしていくだけで、「統合」などの理論に「巻き込まれる」つもりはないとも述べており、iPadとMacの2本立てを堅持する意図が示されています。

またM1搭載iPad Proは、Final Cut Proのようなプロ向けソフトウェアを持たないタブレットとしては過剰なパワーを与えられていることは間違いありません。そのためiPad用のLogic Proなどが準備中とのウワサもありますが、アップル幹部らは今後の具体的なアプリについては一切コメントせず。

その代わりに、開発者がアプリを拡張する新たな方法を見つける余地ができたと述べており、「当社の開発者は、すぐにその恩恵に預かります」「何年も放置されるようなことはありません」として、iPad版Final Cut Proが出る、あるいは別のプロ向けアプリが出るとも受け取れるような仄めかしをするに留めています。

またJoswiak氏とTernus氏は新12.9インチiPad Proのみに積まれたLiquid Retina XDR画面、すなわちミニLEDバックライト技術にもコメント。すでに本技術は32インチのPro Display XDRに採用されている実績はありますが、Ternus氏はそれを縮小してタブレットに搭載することは「大きな事業」だったと振り返っています。

M1を搭載したiPad Proは、搭載RAM容量についてもM1 Macと同等になっています。M1 MacでiPadアプリが(一部)動かせるのだから、M1 iPadでもMacアプリを動作可能にして欲しい、という声が高まっていくのかもしれません。

Source:The Independent

via:MacRumors